『日本代表監督選びは、企業の後継者選びに似ている』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


ワールドカップで日本代表はラウンド32で敗退しました。

悔しい結果ではありましたが、
すでに注目は
「次の日本代表監督は誰になるのか」に集まっています。

この議論を聞いていて、とても興味深く感じました。

一つは、

「世界一を目指すなら、世界を知る監督に任せるべきだ」

という意見です。

世界のトップレベルを経験した監督であれば、
新しい戦術や考え方を
日本代表にもたらしてくれるかもしれません。

一方で、世界的な監督を招聘するには、
多額の報酬だけでなく、コーチやスタッフ、
通訳なども含めた大きな投資が必要になります。

しかも、高額な監督が必ず結果を残すとは限りません。

もう一つは、

「日本サッカーを理解している監督の方が良い」

という考え方です。

選手との意思疎通がしやすく、
日本人選手の特性を理解したマネジメントが期待できます。

どれほど優れた戦術であっても、
選手に伝わり、実践できなければ意味がありません。

戦略だけでは勝てない。
現場に浸透させる力も、監督には求められます。

この議論は、企業経営にもよく似ています。

成長の壁に直面した企業が、
外部からプロ経営者を迎える。

あるいは、新しい役員や管理職を採用し、
組織改革を進めようとする。

こうした場面は少なくありません。

しかし、高い報酬を払ったからといって、
必ず成功するわけではありません。

逆に、社内をよく理解した人材がリーダーとなり、
組織を大きく成長させるケースもあります。

では、本当に必要なのは何でしょうか。

私は、

「過去を理解し、未来を描ける人」

だと思います。

これまでの歴史や文化を理解したうえで、
これからどこへ向かうのか。
そのビジョンを示し、
実現するための戦略と戦術を具体的に描ける。

さらに、それを現場に浸透させ、
人を動かすことができる。

そんなリーダーこそ、
組織の変革期には必要なのではないでしょうか。

次の日本代表監督が誰になるのか。

その答えはまだ分かりません。

しかし、日本代表であれ企業であれ、
リーダー選びは「肩書き」や「知名度」ではなく、
未来を描き、人を動かせるか。


その視点で選びたいものです。