『やりがいか?それともお金か?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

仕事を選ぶとき。
会社を選ぶとき。

「やりがい」と「お金」、どちらを優先するか。

これについては、さまざまな意見があります。

以前、ある経営者の方がこんな話をしていました。

「うちの会社は給料は決して高くありません。
でも、やりがいのある仕事ばかりです。
多くの人に喜んでいただける仕事ですし、
社会にも貢献している仕事です。」


とても誇らしげに語っていました。

一方で、少し意地悪な見方をすれば、

「給料が低いという不満を、
やりがいという満足で補っている」


とも受け取ることができます。

やりがいによって心が満たされることはある。
しかし、やりがいだけで生活することはできません。

もちろん、仕事にやりがいがあることは大切です。

ただ、やりがいがあるからといって、
給料を上げていく努力を諦めてはいけないと思います。

そもそも「やりがい」というものは、
個人の感じ方による部分が大きいものです。

同じ職場環境であっても、
ある人はやりがいを感じ、
別の人はそう感じないこともあります。

また、現実的な問題として、
独身の立場と、家族や子どもを養う立場とでは
お金の重みも大きく変わります。

「やりがいがあるから給料は低くてもいい」
という結論には、なかなかならないでしょう。


どんなに好きな仕事でも、
どんなにやりたい仕事でも、
経済的な土台がなければ長く続けることは難しいものです。

「人を大切にする経営」を掲げる会社があります。
私自身、その考え方には共感する点が多くあります。

ただ一方で、

「人を大切にする」=「やりがいを提供すること」

という思考になってしまっている経営者も
少なくないように感じます。

やりがい“さえ”提供できればよい、
と考えるのではなく、

「どうすれば給料も高めていけるか」


ここまで含めて考えることが大切ではないでしょうか。

やりがいと報酬。
その両方を追求していくこと。

それが、人が成長し、
人が定着し、
組織が安定していく経営につながるのだと思います。