こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
仕事を選ぶとき。
会社を選ぶとき。
「やりがい」と「お金」、どちらを優先するか。
これについては、さまざまな意見があります。
以前、ある経営者の方がこんな話をしていました。
「うちの会社は給料は決して高くありません。
でも、やりがいのある仕事ばかりです。
多くの人に喜んでいただける仕事ですし、
社会にも貢献している仕事です。」
とても誇らしげに語っていました。
一方で、少し意地悪な見方をすれば、
「給料が低いという不満を、
やりがいという満足で補っている」
とも受け取ることができます。
やりがいによって心が満たされることはある。
しかし、やりがいだけで生活することはできません。
もちろん、仕事にやりがいがあることは大切です。
ただ、やりがいがあるからといって、
給料を上げていく努力を諦めてはいけないと思います。
そもそも「やりがい」というものは、
個人の感じ方による部分が大きいものです。
同じ職場環境であっても、
ある人はやりがいを感じ、
別の人はそう感じないこともあります。
また、現実的な問題として、
独身の立場と、家族や子どもを養う立場とでは
お金の重みも大きく変わります。
「やりがいがあるから給料は低くてもいい」
という結論には、なかなかならないでしょう。
どんなに好きな仕事でも、
どんなにやりたい仕事でも、
経済的な土台がなければ長く続けることは難しいものです。
「人を大切にする経営」を掲げる会社があります。
私自身、その考え方には共感する点が多くあります。
ただ一方で、
「人を大切にする」=「やりがいを提供すること」
という思考になってしまっている経営者も
少なくないように感じます。
やりがい“さえ”提供できればよい、
と考えるのではなく、
「どうすれば給料も高めていけるか」
ここまで含めて考えることが大切ではないでしょうか。
やりがいと報酬。
その両方を追求していくこと。
それが、人が成長し、
人が定着し、
組織が安定していく経営につながるのだと思います。