『経営幹部に求める資質とは?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


先日、S社長の講演会に参加する機会がありました。

S社長の会社の改革は、ドラマ化されており、
中小企業経営者の目標でもあったりします。

そしてS社長は数年前から
次の経営幹部育成に
着手されているとのことでした。


皆さんは、
経営幹部に求める資質と聞かれて、
どのように答えますか?


S社長は

「見えない不安をポジティブに
 捉えられるかですかね」


「私が海外に生産拠点を作りたいと相談した。
 これは会社として初めての取り組み。
 ○○さん、その国に赴任してもらえますか?
 と言ったときに、やらせてください!と
 言える人が資質のある人」


と言われていました。

これが「見えない不安」ということを
指しているのだと思います。


会社として、個人として
経験したことがない。

当然、不安もあるだろうし、
今の段階では想像もできない不安が
これから出てくるかもしれない。

今の段階では乗り越えることが
できるかどうかも分からない。


しかしそのような状況でも
ポジティブに捉えて、
「チャレンジしてみたい!」

と言えるかどうか。


確かに経営者になるとそういう機会に
幾度となく遭遇します。

だから資質として
それを求めたいというS社長の意図は、
非常に共感できる内容でした。


不安に押しつぶされることなく、
不安をポジティブに転換できる力。


逆境を乗り越えていける人の共通点ですね。