『会社の成長には多様性がない』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


「多様性」というと、
様々なバックグラウンドを持つ人材を
組織の中でどのように活かすか?という話になります。


個人の成長においても「多様性」が
見られるようになってきました。


階層を下から順番に昇格していくもよし、
専門性をさらに磨くもよし、
副業を通じて別分野の経験をするもよし。


上記のように個人の成長において
「多様性」が認められるようになってきました。


ただし会社の成長においてはいかがでしょうか?


相変わらず、
前年比○○%アップの右肩上がりの成長がよしとされる。


または「わずか3年間で売上10倍」という
急成長・拡大がよしとされる。

それをすごい!ともてはやしすぎてしまう。



どこの市場でビジネスをしていくかで、
概ね売上の上限は決まってしまいます。


ですので成熟市場では、
現実的に考えて何倍もの売上拡大は不可能です。


人口が減る、消費者が減る中で、
前年と同様の売上ならば、大健闘かもしれません。


成長=量と捉えて、量の成績表が主になってしまう。

そこに疑問を持ってもいいのではないでしょうか?


質の成長がもっと評価されてもいい。

会社の成長にも「多様性」があっていい。
自社の成長とは何か、自社で再定義できればいいと思います。