『成功する事業継承とは?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

先日、ある会社の会長とお話していたときのお話です。

その会社では会長の娘さんが後継者として
事業を継承されています。

女性社長がほとんど見られない業界です。

珍しいケースなので聞いてみました。


「なぜ娘さんは社長を
 引き受けることにしたのでしょうか?」


「私も継がせるつもりはなかった。
 でも本人がやりたい!っていうんですよ」

「どうしてやりたいって言われたんですかね?」

「うちの会社はお客様からの評価が高い。
 従業員の満足度も高い。
 地域からも、なくてはならない存在になってきた。
 彼女には魅力的な会社に映ったのだと思います。
 そしてもっと魅力的にしたいと思ったそうです。
 魅力的でなければ、大変な社長業をやりたいと
 言うはずがありませんよ」


なるほどなと思いました。


世の中では、中小企業の事業継承が
社会問題になっていますね。

継承してくれる人がいなくて、
黒字であっても廃業する企業が多々あると聞きます。


継承者は、3つ選択肢から選ぶしかありません。

社内メンバー、身内、外部とのM&Aです。


ババのくじを引くような事業継承ならば
どなたもやりたがりません。


3つの選択肢のいずれにしても、
「魅力的な会社」でなければ、
継承者は現れないでしょう。



上の会社を例にあげたとおり、
「いい会社」「魅力的な会社」にすれば、
継承者が選べるかもしれません。


黒字化しているだけでは、
いい会社とは呼べない。 


あなたが経営者であるうちに、
もっと魅力的な会社にする努力をしましょう。

何年後、何十年後にスムーズな事業継承が
できるかもしれません。