『嫌らしくなく、新入社員へ“常識”を教えよう PART2』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。

理念浸透コンサルタントの松本です。


前回、新入社員へ最初の段階で「自社の常識」を

教えましょうというお話でした。

その1:仕事が終わっていないのに勝手に帰ってはダメ!
その2:自分都合で有給を取ってはダメ!

をご紹介しました。
本日は、その3・4です。


その3
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職場の飲み会に(何かと理由をつけて)参加しない
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上司:山本さんは今日の飲み会に参加しないの?

部下:すみません。私、お酒が苦手でして…。

上司:無理にとは言わないが、月1回だけだし、
   お酒を飲まなくてもよいから参加して欲しい。
   みんな普段外回りが多いから、コミュニケーションが
   なかなか取れていないだろうし。

部下:すみません。今日は予定がありまして。

上司:(心の声:1ヶ月前以上からアナウンスしているのに)
   4月の懇親会以来参加できていないしな。
   他先輩とも関係性が深まるだろうし、普段相談できないことも
   相談にのってもらえるだろうし、良い機会だと思うけどな。

部下:次は調整して参加できるようにします。

上司:(心の声:前回もそう言っていたよな)


飲み会は強制できませんが、上司なりに「ねらい」を持って開催しています。
ただ飲むことが楽しいという上司も中にはいますが、
部下に何度か声をかけるということは、それなりの理由があるはずですね。

お酒を飲ませたい以外の「ねらい」がある。
そう考えてもらいたいですね。



その4
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上長が話している時にスマホをいじる
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(部署の飲み会)

部長:今年の新人には期待をしているからな。
   失敗を恐れずにやってほしい。
   石井課長、指導をしっかり頼むぞ。

課長:任せてください。基本からじっくりと教えていますから。
   山本さんも1年後には立派な戦力になっていますよ。
 
新人:(スマホを机の下でいじる)

課長:(心の声:山本!お前、部長が話している時に何してんだよ!)

課長:山本さんは、のみ込みが早いし、先輩にも刺激を与えて欲しいですね。

部長:それは、楽しみだな。

新人:(スマホを机の下でいじる)

課長:(心の声:山本!お前いつまでスマホいじっているだよ!)


緊急でもないのに、やたら飲み会中にスマホをいじって、

話を聞いていない方がいるようです。


上位職が参加しているときはなおさら、

直属の上司はハラハラしているようです。

飲み会の場とはいえ、あまりに自由気まますぎだと。


自社の常識は、最初の段階で教えるべきです。
新人の常識と食い違うなら、意見交換を堂々とするべき。

それをしない限り、常識の違いは一生埋まりません。