『愛情があれば“厳しさ”は伝わるのか? PART1』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

人を育てるには、
それなりの"厳しさ”は当然必要になってきます。

ここでいう厳しさは、伝え方だけでなく
仕事の基準なども含めてです。


厳しいスタイルで人材育成を行っていく方は、
口を揃えて言います。


「愛情があれば厳しくても人はついてきますよ。
 大事なことは愛情があるかどうかなんです」



私も過去、そう思っていた時期がありましたが
現実はそうでもありません。


1.愛情が伝わっているか?

「愛情があれば…」というのは、あくまでも自分視点。
「愛情を感じていれば…」というのが相手視点です。

愛情を感じていなければ、
厳しさはイジメにしか受け取られないかもしれませんね。


2.信頼関係があるか?

「この人に言われるならば納得ができる」という信頼関係。

厳しさを求める側は、他人からよく見られています。

言動や態度に一貫性がない、誠実さがなければ、
「お前が言うな」と思われ、聞き流されるでしょう。


3.自己肯定感はあるか?

自己肯定感とは
「自分は価値がある存在だと認められる力」です。

自己肯定感がとても低い方にとっては、
厳しさは「強烈な否定」にしか
伝わっていない
かもしれません。


私事ですが、先日ある面談に立ちあいました。

上司のYさんは、
部下のTさんに率直にフィードバックしました。


上司:
「Tさんは〇〇がダメだ。これは直さないといけない。
 どうして〇〇をしてしまうんだ。
 ○○を直せないならば、うちのチームには正直必要ない」

部下:
「…」

上司:
「私はこれからもあなたと一緒にやっていきたい。
 〇〇さえ直せれば、あなたはとても優秀だ。
 これからも甘くするつもりはない。
 それはあなたに期待してるからなんだよ」

部下:
「ありがとうございます。がんばります」


そういって面談は終わりました。

面談の最初は、部下にとって厳しい内容でした。

でも最後は言いたいことが言えた、
スッキリした状態に見えました。


でも翌日、部下のTさんは何と言っていたか。

「Yさんから相当つめられました。
 あんなに怒るなんて上司としてどうなんでしょう。
 顔も合わせたくない」



えーーーーーー!


全く伝わっていなかったのです。

「否定しかされてない」という認識です。
後半の話は記憶喪失です。


その場にいた私には「愛情ある厳しさ」に
見えたんですが…。

 
結論から言えば、Tさんには
「愛情がある厳しさは伝わらない」
と推測しました。


彼は自己肯定感が非常に低いからです。

そんな状態の方へ、
愛情ある厳しさは意味を成さないのです。


では自己肯定感が低い人を見分けるには
どうしたらいいのでしょうか?

長くなってきたので、また次回に。

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