『退職の勧め~会社を辞めた方がいい人~』
ジェームズ・C・コリンズ著書『ビジョナリーカンパニー2』には
適切な人をバスに乗せ、適切でない人をバスから降ろす
という一文があります。
適切でない人とは誰か。
1つの見方は、会社の理念・クレドからズレている人です。
ですから理念・クレド浸透を本気で進めていくと、
退職者が出るという現象は仕方がないですね。
もう一つの見方は、消燃性の人です。
情熱で分類すると5タイプに分かれると教わったことがあります。
・発燃性:他人をやる気にさせられる人
・自然性:自らやる気になれる人
・可燃性:他者から影響を受けてやる気になる人
・不燃性:なかなかやる気にならない人
・消燃性:他人のやる気を消す人
不燃性の人は残念ながら一定数いるのが現実かと思います。
私が最も問題視するのが「消燃性」
「俺は正しい。会社が間違っている」という
揺るぎない正義感を持ち、
やる気ある人にマイナス思考を吹き込んでいき、
やる気を奪っていく人です。
本人にその自覚がないのがとても厄介です。
新入社員等、いかようにも染まりやすい人へ
「消燃性」の方を近づけない方がいいですね。
会社選びは結婚に近い感覚だと思うのです。
価値観が合わなければ、お互いに不幸になる。
ならば辞めて頂いて、もっとご自身に合う場所を探された方が
お互いの為になると思うのです。
一人辞めていただいて急に会社がよくなるケースはあります。
(※本人は自分がいないと困るだろう…と思われているのですが)
その変化を目の当たりにすると、
ここまで我慢を強いていたのか…と
申し訳ない気持ちにもなります。
その場は精神的にしんどいですが、
信念に基づき決断するのは、私たちリーダーの仕事ですね。