21世紀、生き残る経営とは? | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

これからの時代も生き残る企業とは?

そのためには「理念」が欠かせないということが
大久保先生の書籍で紹介されています。

※『21世紀、残る経営、消える経営』より抜粋・引用

・お客様を第一という社是社訓や経営理念を掲げていながら、
 お客様の声・クレームを継続的に議題に取り上げて
 議論している会社はほとんどない。
 会議は売上の報告から始める。
 理念と現実が食い違っている。実際は売上第一主義。

・大型合併の記者会見で聞こえてくるのは、合併による業務全般の
 効率化。今後の理念を口にしたトップが何名いただろうか。

・トヨタ自動車の(当時)奥田会長。
 「業績悪化で従業員の首を切るなら、
  経営者がまずはその責任を取って腹を切るべきだ」
 終身雇用を核とした日本型経営をあくまでも貫くことを
 明言しているトヨタが、結果的にどの自動車メーカーよりも
 高い利益を上げている。 

・理念を経営の軸に据えることができないがために、
 「経営理論」への依存の経営をしている会社もある。
 流行りの経営理論を学んで、どれだけ効果が期待できるのか。

・リーダーは怒ったらダメ。
 相手の言うことを腹を立てずに最後まで聞くこと。
 それは理念実現のリーダーシップの基本の一つ。

・理念を唱和するのではなく、意味を考えよう。

・企業の目的は理念の具現化である。