牛タン「ねぎし」に学ぶ理念共有 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

株式会社ねぎしフードサービスの根岸社長の講演を聞く
機会に恵まれました。

内容を一部抜粋します。

・これから時代、蒸気機関車でも電車でも難しい。
 一人一人が考えて動く新幹線経営ではないといけない。
 野球ではなくサッカー型。自分で判断して動けないと。

・理念はあるが具現化するための仕組みを持っているか?
 仕組みを通して人が育つ。人が育つことで企業が成長する。

・仙台で大成功をおさめていた当時。しかし突然スタッフ・社員が
 誰一人出勤していない。連絡も取れない。近くに全く同じ業態の
 お店が数ヶ月後にできた。人もノウハウも全部持っていかれた。
 はじめは彼らを恨んだが、結局は自分に原因があることに
 気づかされた。こんな社長にはついてこれないと思ったのだと思う。

・利益は目標で会って、目的ではない。利益が目的化されるから、
 不祥事が起こる。

・良い風土をいかに作れるか。それが理念浸透のきも。

・お客様のアンケートをここまで活かしている企業はないはず。
 カンブリア宮殿に出演した後、クレームが一気に増えた。
 でも対策を講じて、今となっては改善できている。

・売上ではなく顧客満足度でも評価している。なぜなら立地の関係で
 他店を売上では抜けないことが現実的にある。顧客満足度が
 高い店舗のスタッフはそれを誇らしく思っている。

・店長たちが会社を作っていく。同一業態、同一地域の営業なので、
 他店のことも自分事になっている。

根岸社長は挫折から、一気に経営のやり方を変えられました。
「ピンチはチャンス」とはよく言ったものです。