創造とは愛である! | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

『創造とは愛である』
 
企業が永続していくためには、
新しい価値を「創造」し続けなければなりません。
 
でもどの企業も「創造」的な行動を取れないことに、
頭を悩ましています。
 
 
とある企業様から教えていただいたことがあります。
この会社の経営理念の一部には、
 
「創造とは愛である」
 
と記載してありました。
 
 
私は何を意味しているのかが最初は理解できませんでした。
「愛」と「創造」が結びつかなったのです。
 
皆さんは何を意味しているのか、分かりますか?
 
 
「発明は愛である」
 
と言った方がいました。
それはドクター中松氏。
 
家庭用の簡易灯油ポンプとして使用されるようになった
「お醤油チュルチュル」の発明秘話を聞いたことがありますか?
 
当時の彼は14歳。
醤油の小出しをしようとした母親が
重い一升瓶に苦労している姿を見て発明したと。
 
「母親への愛情から生まれた発明」と言われています。
14歳ながらにして、驚異的な行動です。
 
 
「創造とは愛である」
「発明とは愛である」
 
これらに共通点を感じたのでした。
 
 
ドクター中松氏のようなレベルではないにしろ、
自分の仕事を振り返ってみると、
「創造的な仕事ができた」瞬間があります。
 
それは目の前で困っているお客様を見て、
何とか解決したい!と、
湧き上がる思いから生まれたものでした。
 
何とかしたい!という衝動が「創造」に結びつく。
 
 
ドクター中松氏は、
「愛がなければ発明できない」と言っているそうです。
 
我々ビジネスマンにも
「愛がなければ創造できない」と言えるかもしれません。
 
 
創造的思考力という「能力」が不足しているのではない。
顧客への「愛」が不足しているかも…。
 
顧客の悩みを100%自分事化する。
他人事化している限り、創造は生まれません。
 
 
これが創造への出発点ではないでしょうか。