報連相ができないと理念は浸透しない その1 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
 
理念浸透と報連相。
これらは因果関係にあります。
 
報連相ができていない
 →信頼関係が構築できない
  →理念が浸透しない
 
信頼関係・人間関係が悪い中で
理念が浸透していくはずがないですね。
 
ということは報連相が徹底できる風土にしていくことは、
理念浸透の土壌を作ることにも繋がります。
 
報連相というと、部下がやるものと考えられがちです。
そのように考えているうちは、
報連相のレベルが上がることはまずありません。
なぜなら上司側にも50%の責任があるからです。
 
なぜ部下は上司へ報連相しないのでしょうか?
1つ目の理由。
 
それは
上司が部下からの報告に“無関心”だからです。
 
上司は部下へ報告を求めます。
・連絡ノート、引継ノートへ必ず記載して
・△△日までに業務報告書を提出して
・毎日日報を提出して
 
などなど。
 
しかしそれを真剣に見ていない上司が非常に多いんです。
 
上司は悪気なく
「Aさん、●●の件、どうなっていたっけ?」
と聞きます。
 
部下は、
「◆◆という状況です」と答えるものの、
内心では「業務日報に書いてあるのに見ていないのかよ…」
と思っています。
 
上司が関心を持って見ていない連絡・引継ノート、業務報告書、日報を
部下ははたして真剣に書くでしょうか?
 
普通の人間ならば、
真摯な対応があるなら真摯に書きますが、
適当に扱われるなら適当に書きます。
 
部下の報告に最大限の関心を持って、目を通しているでしょうか?
 
部下に報連相をしてもらいたいなら
まずは上司の言動を変えることから。
 
次回は第二段をお届けします。