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HASSELBLAD SWC/M


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店在庫の整備でお預かりしたハッセルSWC/M。レンズは固定で交換できず、ミラーがないため、ファインダーも上に付けるビューファインダーで見て、ピント合わせも目測で合わせます。

見ようによっては不細工、使い勝手もあまりよくない。

でもミラーがないことでレンズの設計に無理がなく、一眼レフの広角レンズと比べると収差(歪み)の少ない写真が撮れます。



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横から見るとボディーよりフイルムマガジンのほうが大きいのがわかります。



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ボディーに水準器がついています。

歪ませちゃだめよと。

今回は作業中の写真を撮るのを忘れたため、カメラの紹介になってしまいました。


このカメラで撮影したことがなかったので、テスト撮影させてくださいと断わって試写してみたけど、きちんと写せているか不安。

Zeiss Ikon Ikoflex Ia


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ツァイスイコンのイコフレックスⅠa、1952年に発売されたカメラ。

実はこのカメラ、初見で型番もわからずネットで調べました。

ツァイスイコンの二眼レフの修理も初です。


お預かりしたカメラは巻き上げも、シャッターも不動でレンズもカビと曇りでひどい状態、お客様には直せたとしても、レンズの状態がひどく、清掃しても、レンズの改善は見込めないためあまり修理はお勧めしないと連絡したのですが、出来る範囲でいいから直してくれと。



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シャッターの修理はドイツのレンズシャッター機の場合、大半がコンパーかプロンターシャッターでこのカメラのシャッターもプロンター製。

この二つのシャッターは今までにいくつも触っているので問題なく修理できたのですが、結構苦労したのが上の写真にある巻上げ機構の修理。

シンプルな構造ですが、きちんと理解できずに悩みました。

原因は私がこのカメラの巻上げ操作方法を知らなかったためでした。

修理する前にそのカメラの操作方法は把握してから着手しないと...



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ファインダー側面にある露出の目安表。

以前はフイルムの外箱や中に露出の目安表が書いてありましたが今はなくなりました。



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清掃したレンズですがくっきりとカビ跡があり、コーティング劣化による曇りもあります。

納品する前に試写することにしよう。

外れない


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古いカメラやレンズの修理で製造されてから一度も修理歴がなく分解されたことがないものはネジやレンズが固着して外れなくなって苦労するものが時々あります。


私がカメラ修理をやりだした頃、こういった分解できずにギブアップして年配の技術者の方に助けを求めると簡単に外してしまいます。

硬くて外れないものを外すには力も必要ですが、力技でやると怪我やカメラ(レンズ)を壊してしまいます。

力のかけ方はギューッとやるのはダメでクッなんです。この感覚がなかなかわからない。

また工具やドライバから指先に伝わる感覚でこれ以上力をかけると壊してしまうのが今ではわかるけど、やり始めた頃はこれがわからない。

この感覚は言葉で説明されても私にはなかなか理解できませんでした。


修理技術者の腕の差はこの外れにくくなったネジや部品をいためることなく外せるかどうかが大きいです。もちろんこれだけではないですが。


やり始めたときと比べると外すことが出来ずにギブアップしたり、ネジの頭を飛ばしたりする頻度は少なくなったけど、やり始めた頃に助けてもらった熟練した技術者の方まで果たして自分のレベルは上がったのか...


上の写真のレンズは前玉が外れずに苦労したものです。

前玉ネジ部をドライヤーで加熱し、アルコールをたらして何とか外しました。