HASSELBLAD 500C/M
ずっと続いていたハッセルの修理もこの一台で一先ず終了。
このカメラはグリス固着のため、ミラーが上がった状態で止まってしまい巻上げが出来ない状態でした。
カバーを外したところ。
このカバー、ユニークです。大抵の場合、上下左右別々のカバーですが、これは一体もの。また、普通、カメラのベースとなるダイキャストのフレームがあり、このフレームに部品を組み付けていくのですがこのカメラにはダイキャストフレームがありません。
ライカのM型以前のカメラが同じような作りです。
上から巻き上げクランクのある右側、底部、左側。
ほとんどのメカ機構部が右側にあります。
ボディーをさらに分解したところ。
このように船でゆうと竜骨に当たるダイキャストフレームが無く、バラバラになってしまいます。
レンズシャッター式の一眼レフカメラの場合、ボディー、レンズ、共にチャージした状態でないとレンズの着脱は出来ません。
ボディーからレンズを外す場合はあまり問題にはなりませんが、レンズをボディーに着けるとき、うっかりボディーが巻き上がっていない状態(ミラーが上がった状態)で着けようとすると、途中でひっかかり着けることが出来ません。
このとき、レンズを外さずに引っかかった状態のままボディーの巻き上げクランクを回してしまうとレンズとボディーのカムがずれた状態で、レンズがボディーに着いてしまい、巻き上げもシャッターを切ることも出来ず、レンズも取り外すことができなくなってしまいます。このレンズが外れなくなって修理に持ち込まれるハッセル多いです。
使い慣れている方はこのような失敗はないと思いますが、ご注意ください。
後、マガジンのダークスライドは保管の時は外していた方が良いです。
入れたままにしておくと遮光のためのテレンプ(スポンジ状のもの)がへたって光線漏れの原因となります。
HASSELBLAD Makro Planar 4/120
よく使い込まれたハッセルマクロプラナー120mm。
シャッターを切ると、ミラーの作動音、カシャッ、その後にシャッターの作動音、パチンとして、レリーズボタンを離すとボディーについているバックシャッターの作動音がポンとするのですが、このレンズ、シャッターの作動音パチンがしません。
レンズ前面から覗きこんでシャッターを切るとシャッターが作動していません。
これもよくある修理です。
一時の位置にある扇形のギアの下にスプリングがあり、このスプリングでシャッター羽根を駆動しています。
左が良品のスプリング、右がこのレンズについていたスプリング、二つに折れてしまっています。
私のところはハッセルの正規修理認定店ではないため、ハッセル(シュリロ)から部品の供給は受けられないのですが、今までは問屋経由でコンパーシャッターの部品は入手できたのですが、問屋廃業のため部品が入手できなくなってしまいました。
困った。













