MINOLTA SRT101
1966年発売のミノルタSRT101。
ミノルタで初のTTL開放測光を採用したカメラです、TTLとは実際にレンズを通った光を測光しているもので今では当たり前になっています。
このカメラはカメラ店の中古商品で、カメラは動いていますが整備のためにお預かりしたものです。
作業内容は劣化したモルトの交換。シャッター、露出計の精度調整、ファインダー清掃、グリスアップでした。
このカメラで見落としがちなのはファインダーブロックを外した枠の部分にファインダーにゴミが入らないようにモルトが貼ってあるのですが、うっかりしてこの部分のモルトの交換を忘れてしまうと、きれいにファインダーを清掃してもシャッターを切るたびにミラーの振動でこの部分の劣化したモルトがファインダーの中に入ってしまい、せっかく清掃したファインダーがゴミだらけになってしまいます。
このカメラも良いカメラですね、致命的な故障も少なくきちんと直せばまだまだ使えるカメラです。この当時のライバル機はペンタックスのSPになるのかな。
先週末に日向ぼっこ中のネコを撮ってたら迷惑そうに睨まれてしまいました。
CANON AE-1
1976年発売のキャノンAE-1。
発売はこのカメラが先ですが、以前にこのブログで紹介したA-1の弟分的なカメラで、このカメラから今では当たり前になったマイクロコンピューターをはじめて搭載したカメラです。
当時のセールスコピーは、連写一眼、といっても巻き上げは手巻上げでこの当時はまだワインダー内蔵ではありませんでした。
このカメラの不具合はA-1と重複しますが、シャッターを切ったときにキューンと異音がします。私たちはこれをシャッター鳴きといっています。
右側にある白い樹脂製のギアと真鍮のギア、コマがありますが、これでミラーの走るタイミングを制御しています。
この前の記事で書いたミノルタXD-sのエアダンパーと同じ働きをしているものです。
シャッター鳴きの原因はこのギア類の軸の油切れです。
このギア軸に注油して。
反対の左側にあるギアは絞り羽根制御のためでここもシャッター鳴きの原因となります。ここも注油。
今日は晴れているけど冷たい風が吹いていました。
MINOLTA XD-s
1978年発売のミノルタXD-s。その前の年にXDが発売、この機種は絞り優先、シャッタースピード優先と両優先AEカメラで,オートでモードが選べるようになった初めてのカメラです。
XD-sはこのXDに接眼レンズの視度補正がつけられたもので、カメラに視度補正機構がつけられた最初のカメラです。
XD-sのsは、老眼鏡使用のシニアの頭文字からとったsで、今回この記事を書くために調べて私も初めて知りました。
ファインダー左側にある+、-のダイヤルが視度補正のダイヤルです。
このカメラの不具合ですが、シャッターを切ると、ミラーが上がるスピードがすごく遅くなっています。
このカメラによくある症状で、特に寒い時期に起こりやすい症状です。
原因はレンズマウントの横に2本のビスでつけられている黒い筒状のもの、エアダンパーの汚れが原因です。
このエアダンパーはミラーの上がるスピード、ミラーショックを和らげるためにつけられています。
分解したエアダンパー。金属のピストンに黒いシミが見えますが、これが汚れでこの汚れのためにエアダンパーが効きすぎたようになり、ミラーの動きが本来の動きよりかなり遅くなってしまいます。
このエアダンパー清掃、劣化したモルト交換、グリスアップ、各精度調整、清掃で修理完了。
1月は全く修理記事書かなかったですね、久しぶりの修理記事でした。
久しぶりに晴れ。西日がまぶしいです。















