会社が成長すると
良いことと、悪いことがある。
良いことは
売上と利益と信用が増えること。
それにより社員の給料が増えて
生活の向上と安定が実現する。
悪いことは
豊かになり安定することにより
マンネリ化し、挑戦心を無くし、
ぬるま湯にドップリと浸ること。
特に上の人間に、新たな挑戦をしないとか、成長しない危機感という必要な恐怖が無くなるとか、こうなると組織は間違いなく腐っていき、いずれ倒産か身売りするハメになる。
我が社も例外では無い。
最近は、ぬるま湯の茹でガエルになっているのではと、危機感を感じる。
創業27年目になり、小さいながらも成長して
当時からは信じられないくらいの環境となった。
顧客がいない
金は無い
人はすぐ辞める
こんな状態だったから何とかするしか無く
毎日毎日、必死で営業して、必死で作業した。
エースで4番で監督も雑用も全てやった。
向上心と希望だけは捨てずに
頭によぎる不安や恐怖を振り払ってた。
やれどもやれども、一進一退の日々。
それでも諦めずにコツコツと改善を続けた。
創業から10年間は本当にドン底だし貧乏。
26才〜36才の頃。
若いから出来たけど、今もう一度やれと
言われたらきっと拒絶する。出来ない。
しかし若さって本当にすごい。
今、振り返ると二度とやりたくないと
思うことだけど、当時は絶対に良くなると
信じていたね。
貧しかったけど本当にハングリーでした。
そしてバカ正直に真っ直ぐだった。
今の幹部達に同じ事をやれとは言わない。
しかし、やはり若いうちに本当の試練困難を
乗り越える経験とそこから得られる力を
身につけて欲しいと思う。
今の環境は、昔に比べて信じられない位の
ヒト、モノ、カネという経営資源がある。
だからこれからやるべきは
新規事業や、M&Aや、事業再生など。
経営資源がある中でこれらが
出来ないようでは事業承継も危ういからね。
若い社員達の、
ハングリーさと、バカ正直さを
信じてみたいと思っている自分と
茹でガエル状態では無理と思う自分がいる。
やってみないと分からないので
まずは挑戦してみます。
Stay Hungry. Stay Foolish.
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000/
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』