Amazonプライムビデオで観てます。
やっと、物語の概要を理解しました。笑
やはり流行るには流行る理由があるね。
観ていて思った事は「ビジネス書」としても
超が付くほど使えるアニメであったと言う事。
自分の大切な存在を守るために
弱い自分を自覚して、己を鍛え上げる。
悔しさ、悲しさ、という負のエネルギーを
原動力に変えて、次から次へと現れる強い鬼に
逃げずに挑んでいく。
その「成長」ストーリー。
過去に大ヒットしたアニメの
・ドラゴンボール
・スラムダンク
・ワンピース
・キングダム
これらに通ずる鉄板ストーリー。
やはり観ていて感情移入してしまう。
鬼滅の刃の特徴は
スラムダンクのような学園スポーツものではなく
生死という命に関わってること、つまり真剣。
ドラゴンボールやワンピースのように
架空の世界では無く、日本の大正時代が
舞台なので、身近に感じる。
その意味では、キングダムも同じで
紀元前の中国の春秋戦国時代が舞台だから
だいぶというか、遥かの大昔。
それに比べると大正時代と言うのが
鬼が現れても、設定的に許容できそうな時代で
現実と架空の融合が無理なく受け入れられた時代設定だったかも知れない。
主人公の炭治郎は
鬼に自分の家族を喰われて殺されるという
強烈な理不尽の中で、自分にはどうする事も
出来なかった無力感に打ちひしがれる。
それは現代日本の停滞期に於ける現代人の
無力感にも繋がってるようで
やはり感情移入してしまう。
そんな状況でも炭治郎は
師匠の教えを守り、自己鍛錬に努め
目的目標に向かって目の前の鬼と闘う。
命を賭けて闘ったからといって
禰󠄀豆子が人間に戻るという保証された未来など
ないのに、今に全集中していく。
家族愛
仲間達との絆
挫折と葛藤
師匠の大切さ
行動する事の大切さ
夢を持つ事の大切さ
自己成長
実力主義
目標達成
このようにビジネス書や自己啓発本で
散々書かれている要素が
これでもかと盛り込まれてる。
これは子供だけに限らず、大人も映画を
観たくなるから、大ヒットする訳だ。
最初は、気持ちの優しい少年だった炭治郎も
鬼という強い敵に出会い世の中の厳しさを知り
逞しく、頼もしく、そして強くなっていく。
そしてプロの鬼殺隊剣士として成長していく。
アニメはエンタメだから楽しく観たり
感動して涙を流すだけでも良いのだが
これだけ良いアニメで、人生や仕事に直結する
内容なのだから、観た人の中の一人でも
気づきを実行に移して、仕事や人生を好転させる
ツールとして使って欲しいなと思う。
「あ〜楽しかったー!」
「すけ〜感動したー!」
とだけ言って何ら行動変化しないのでは
余りにももったいなさ過ぎるから。
きっと作者も観た人の行動変化を通して
世の中に良い影響を与えることを
目的としてると思うから。
遅ればせながら、ようやく鬼滅の刃の
魅力に気づいた正月でした。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』