野村克也名言集より
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「考えること」は、才能のない人間の最大の武器である
世の中に天才は一握り。ほとんどの人は凡人である。が、とかく天才というものは考えなくてもできるから、頭を使うことが少ない。そこに凡人が天才に勝るチャンスがある。
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この言葉、凡人である自分には
とても勇気を貰える言葉。
創業したての25年前。
新米社長である自分は
ほんと考えてなかったなと思う。
目先のことばかりに囚われて
ただガムシャラだっただけ。
それが段々と考えるようになった。
なぜならば
実行実行実行を繰り返すうちに
イヤでも考えるようになった。
失敗して痛い思いをしたから。
ガムシャラな実行のほとんどが失敗だった。
そしてその痛みを知るから改善して
少しづつ良くなって行く。
この実行→失敗→改善のサイクルは
絶対に必要なものだけど大きなリスクも抱えてる。
普通は失敗が続くと諦めるから。
そして、諦めたらそこでゲームセット。
会社経営のゲームセットは最悪倒産となる。
だから本来なら良く考えて
上手く経営をして行かなくてはいけないけど
私は考えられなかった。
考えないのもダメだし
動かないのも勿論ダメ。
でも動いたら、まず失敗するから厄介。
これは本当に大きなリスクで
私にも諦めても良いほどの事件は
何度も何度もあった。
動かなければ失敗もないし痛みもない。
けれど成長も喜びもないけどね。
まあそれでも
25年間も会社経営を継続できたのは
本当に奇跡に近いと思う。
業績を伸ばしていくこと
社員を増やしていくこと
お客様を増やしていくこと
そんな成長を諦めた経営者が
どれほど多いことか。
私の身近でも沢山見てきた。
そして私も失敗を沢山しながらやってきて
考えることの重要性を今更ながら痛感する。
ここで言う「考える」とは
ただ単に考えるのではなく
「諦めないで考える」こと。
つまり「どうしたら出来るか」で
考えることだと思う。
「打つ手は無限大」
「手法は100万通り」
諦めかけた時に
そんな言葉に励まされたのを思い出す。
そして諦めないで考えて
実行して改善し続けて来た事で
今では考えることも実行する事も
習慣になってきた。
これが習慣になったらしめたもの。
気合いや根性入れずとも自然と出来るから。
ブログを書くという事も「考える」ことに
良い影響を与えてるのは間違いない。
この毎日の薄紙を重ねるような鍛錬は
本当に大きいと今では確信してる。
すでに習慣になって毎日書いているけど
書く前の準備段階から考えてるし
何をどのように伝えようかを
常に考えながら書いてるから。
そんな習慣のお陰で
考える能力が少し鍛えられ
何とか今も生きてるのだと思う。
そう考えるとノムさんの言う
「考えること」は、才能のない人間の最大の武器である
は、正にその通り。
だからこそ今でも
自分自身に問いたい。
「考えてるか?」
「諦めてないか?」
「実行しているか?」
「改善しているか?」
ノムさんの名言から
そんな自分の原点を考えました。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』