人に嫌われたくない、好かれたい感情に要注意 | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

うちの会社では新卒採用を始めてから

社内制度としてのブラザー&シスター制度がある。

兄弟姉妹のような関係性であり、通称ブラシス。





新卒内定者に担当の先輩社員がついて

フォローする役割である。

メンター制度と同じです。




これを近々廃止しなくてはと思ってる。

メリットも勿論有るのだけれど

デメリットの方が多くなる懸念があるから。




報告を見ていると後輩に好かれたいという

先輩の感情が出ていて、好かれる為に

制度がある訳ではないのに

どうしても迎合感が出てしまう。





これは自分の承認欲求を満たす行為であり

自分から存在意義を取りに行く行為。

この感情、分からないでもないし、誰にでもあるもの。

しかしコレが組織で頻繁に起こると組織は確実に崩壊するし、過去私も何度もこの失敗経験があり痛い目を見てきた。

かつては私も部下からの承認欲求が強かったから。









現在1年上の先輩社員を兄さん姉さんに

しているケースが多く社会人経験の未熟な

先輩社員だと仲良くなることで精一杯で

社会人になる為の心構えや実行に良い影響を

与えるまでには至ってない現実。




時には弟妹に現実社会の厳しさを伝え

甘え2000%の学生気分を軌道修正する事が

役割なはずなのにスルーすることで

更に甘やかしてしまう。






「人に嫌われたくない」


コレって誰にでもある感情。




だからその感情があること自体はしょうがないし

マナーとして嫌われない事も大切だし

相手がお客様だったら必要なことでもある。




しかしコレが会社や家族という

組織になると厄介な感情となることが多い。





本当に自分の弟や妹だったら

甘えた考えや行動をしてたら何と言うだろうか?

寝坊や遅刻、ルール違反、やるべき事をやらない時、または消極的な考え…等々。




そんな時、バシッと言えるだろうか。

即座に軌道修正出来るだろうか。



コレが中々難しい訳で、それが出来ない人にブラシスを担当させる会社が悪いと気づいた。荷が重い。

そんな状態で「今のままで良いよ」「無理しなくて良いよ」なんて、相手に寄せて、迎合しても、誤解と錯覚を生むだけで、後輩のためにはならない。

そもそも仕事をする上で、そんな無理な事を要求する事なんて全く無いのだから。プロとして当たり前のことを当たり前にやるだけの事。







私は自分の子供は心から愛してるし

世界一大切な存在だと思ってるが

だからと言って、好かれようとは1ミリも

思っていない。

だからダメな事はダメと頑として許さない。




これは社員に対しても同じ。

好かれようとは思ってない。




社会で生きていく為に必要な

当たり前のことを伝えるだけ。









と、今日は幹部社員である私の直部下に伝え

ブラシスの在り方について考えていた。



そんな土曜日でした。








『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』