税務調査と矢沢永吉名言の関係性 | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

昨日、ブログに書いた国税の税務調査の続き。



うちの会社として今回の調査が3回目。

創業25年で3回目は、たぶん少ない方。



この3回の経験は、CS経営計画書にも書いてある矢沢永吉、永ちゃんの名言につながる。




1回目、散々な目にあう。

2回目、落とし前をつける。

3回目、余裕。







まさに永ちゃんの言う通り。

その事例を書いてみたいと思います。






1回目の税務調査は創業3年が経過した4期目。

私が29才の時。



事務所にしていた自宅の2階から抜け出し

やっと、初めて事務所を構えて

実弟を社員に迎え、さあここから!という矢先。




修正や追徴やらで訳がわからないまま400万円もの現金を徴収され、現預金はスッカラカンになった。

これは本当に痛かった。

この時期に戦うための一番の武器である現金が底をついたのは、実務的にも精神的にも本当にキツかった。

追徴はもちろん経費にならないから税引後で払う事となり、創業4年目の小さな会社にとって見れば、致命傷か死刑宣告に近いものだった。

後で色々な人に話すと「その規模でそこまでやる?そこまでやった例は聞いたことない」と言われるほど。





しかしこれは全て、社長である自分の勉強不足からくる未熟さであり、自分自身の責任。





経営については素人同然で

経理も財務も全く知識なし。



現場あがりの営業の叩き上げで

起業したので、考えてるのは営業のことばかり。



1回目の税務調査で、そのツケが回ってきたという訳だ。


担当税務官が、新人でやる気満々であったことも不運だったし、当時の顧問税理士は税務署の言いなりで何の主張も抗弁もしない腰抜け。

完全なる負け戦だった。



本当に「散々な目にあった」のリアルな失敗経験。










2回目の税務調査はそれから14年後くらいかな。

通常では考えられないくらい間隔が開いた。



税務署の真意は不明だが、1回目が余りにエゲツなかったから可哀想と恩赦があったのかも知れない。笑


この2回目では1回目の悔しさから経理の仕組みを整え、リベンジの時を待っていた。

この時期に自分も経理や財務を猛勉強し、結果的にこれがとても良い方向へ好転させる事が出来た。

失敗は成功のマザーとは、本当にその通り。



そして2回目の税務調査では、わずかな修正や指摘に終わり、リベンジは成功した。

これが「落とし前をつける」の実践。





3回目は昨日のブログの通りであり

3回目、余裕。



しかも国税。







この自己成長こそが人生の醍醐味。

それがこの名言に含まれたメッセージと感じる。









新しい社員や学生達から見ると

社長は失敗なんてしないと思ってる人も居るが

社内で一番失敗を経験してるのは

間違いなく社長である私です。

それも断トツのNo1。





失敗が多いのは新しいことや難しいことに挑戦しているからであり、私は器用でもなく要領が良い方でもないから本当に失敗だらけ。


でも不器用だけど真っ直ぐに正面突破でやるのが性分だからしょうがない。


だから永ちゃんのこの言葉が他人事に思えず、読むたびに気づきがあり、自分を奮起させる大好きな言葉となっている。







うちの社員達にも、この言葉に良い影響をもらい、自らの挑戦や実行に繋げて欲しいと思う。


そして永ちゃんのようなカッコいい大人になって欲しいね。





せっかくなので、最後にもう一度。




1回目、散々な目にあう。

2回目、落とし前をつける。

3回目、余裕。


                                                 矢沢永吉






永ちゃん。

カッコよすぎる…。







『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』