日本を支えて来た自動車業界がピンチ | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

日本経済を支えてきた自動車業界が今ピンチを向かえている。



日産自動車の4〜6月で営業利益が9割減。

人員削減(リストラ)1万2500人というニュース。




恐ろしいくらいの下がり方。





ゴーン会長逮捕の影響がそこまで大きいかと思いきや、それだけでは無い。

魅力的な商品開発や販売力の低下が大きい。




確かに先日行った北米でもゴーン会長逮捕の話題は皆無。

確かにお客様は社内のゴタゴタより、自分にとって有益性があるかの方が興味が大きい。

つまりお客様に選ばれてないだけの話し。




今後、どんどん電気自動車が増え

自動車メーカーも増加の一途。




自転車のようにパーツを組み合わせれば

自動車が出来る時代になるからベンチャーも参入して個性的なデザインの車を出してくるだろう。




現実に先日行ったアメリカ西海岸ではテスラの車が1年前に比べて本当に増えたと実感。


ライバルは今後も更に増えるだろうし

油断してるとあっという間に後発企業に抜かれる。








日産の悪い事例を反面教師にし

社内でゴタゴタもめてる時間があれば

マーケット(お客様)に選ばれる商品を開発し、良い接客や販売力を磨いて行くことに全社一丸となるべき。

結局、企業の看板を磨き続けないと自分に返ってくるのだから。


1万2500人ものリストラを出したくないのであれば。






特に経営者はお客様に

喜ばれる、役に立つ、選ばれる、

商品やサービス開発というビジネスモデル構築に

集中する必要がある。





そして販売の現場はお客様に伝えて

喜んで頂くこと、自社のファンを作ることが大切。








社内のゴタゴタが無いHONDAでさえも

販売不振にあえいでいる。










過去に何度も不祥事のあった三菱自動車も減益。








今、自動車業界にいる社員達は

どんな気持ちだろうか。





希望を持って入社してきた20代

家族が増えて守るべきものが増える30代

働き盛りで実力を発揮する40代

親の介護や自分の老後も見据える50代




それぞれが不安だと思う。




銀行業界も保険業界も過去ぬるま湯に浸かっていた業界は全て今ピンチ。





しかし悪い時期だからこそ

本質に気づく良い機会になる。





今迄がたまたま良かっただけで

時代の変化、お客様の変化に合わせて

自らを変えて行がなければならない事に気づく。





これは良い時期には出来ないこと。

人は「失敗からしか学べない」から。




失敗したり悪くなった時でないと

危機感も生まれないし本気にならない。

残念ながら大半の人間はそんなもの。




先日書いたブログではトヨタの危機感について書きました。

世界のトヨタでさえ、管理職の給与を下げてまで生きるか死ぬかの戦いをしてる。









今日、両親から電話がかかって来て

色々話してる中で「会社は大丈夫か?」と

聞かれました。





通信業界もニュースで騒がれてるので心配らしい。

50才を過ぎても親から見たら今だに子供扱い。笑

「心配しなくても大丈夫だよ」と言ったら

「ピンチはチャンスだからね」と母親から言われた。

さすが私の母親。同じことを言ってる。笑






我々の業界も規制緩和や競争激化で

一時的に収益が下がったとしても大丈夫。



お客様の方向を向いていない自己チューな会社は

いづれマーケットから消えて行くのが当然だし

通信業界はお客様のインフラとなっている

無くてはならない生活必需品だから生き残った企業はチャンス到来。



更に生活をより良くしていくライフデザイン商品がドンドン増えてくる成長産業。

IOT商品はまさにそれ。






お客様の生活がどんどん



便利になって

楽しくなって

豊かになっていく。




それを支えるのが私達の仕事。

だからこの規制緩和と競争激化は大歓迎。




もちろん我々も社内のゴタゴタなんかやってたらお客様から見捨てられてしまうので、全員がプロとしてお客様のお役に立ち、喜ばすことに注力する。

今までもそうであったが、更にスキルアップに励みプロの仕事をする。




そんなシンプルなことで

必ず業績は伸びていく。






私の大好きな車業界にはこのピンチに負けずに頑張って欲しいし、我々もモチロン頑張っていく。








『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』