今日、メジャー4度目の先発で好投したにも関わらず今回もメジャー初勝利ならずのニュースを見ました。
先月東京ドームで行われたメジャー初登板でも同じで、あれだけ好投してもあと1つアウトを取れば勝ち投手の場面で、サクッと交代させられた。
応援者としてはメジャー初先発初勝利を期待してたので、メジャーリーグは、エゲツないなぁと憤りを感じる程でした。
しかし、メジャーリーグは日本と違い、投手の勝利数をさほど重要視してないと聞きました。
それよりは、雄星が投手という役割を与えられた中でマウンドに立っている間に、どれだけの結果を残したのか?と、決められたそのKPIを評価されるのだと聞きました。
これは勝利数を評価する日本人には薄い感覚。
確かに先発して5回を投げ切り、その時点で勝っていても交代後に逆転されたら勝ち投手にはなれないし、だからと言ってそれがその選手への正当な評価なのか?と考えたら、本質的には違うという事。
自分の役割を果たした後のことより、今まさに自分が残した結果こそが評価対象であるという当たり前の事。
だからメジャーリーグは評価の基本的基準はあくまでも個人実績であるという事。
その点から考えると
今日の結果は6回まで投げる先発投手の責任を全うしたし、3失点に抑えるKPIを達成し、充分に評価される内容でした。
交代後の勝ち負けを考えずに今に全力投球した素晴らしい結果です。
本気で挑む、良い顔ですね。
もちろん、仕事は個人のみでやっているものではないから、チームが負けたら評価にはそれなりの係数が掛けられ、査定としては少し給与の金額が下がる事は当然にあるだろう。
逆も然りで、チームが年間優勝したら個人実績にプラスの係数が掛けられ臨時ボーナスや少し余分に給与が上がることもある。
これはうちの会社でも他の会社でも同じだし、考えたら殆どの会社が同じであると思う。
まずは自分に与えられた役割と責任を
まずはひたすら全うする事から始まる。
そして個人の結果が出た後に
会社全体の業績結果によって
規定の係数が掛けられ
その年によって賞与が多かったり少なかったり
給与が、昇給したり減給したりする。
全体業績が大幅達成であれば
プラスの係数が掛けられるだろうし
全体業績が未達であれば
マイナスの係数が掛けられる。
これは至って当たり前の事だし
一般企業でも当たり前に良くあることだね。
しかし今回の
雄星の4連続勝ち星無しのニュースから
その解釈を個人的感情に左右され
私でも間違ってしまう事があることを
教えられた。
勘違いとか、誤解とか、錯覚とか
本当に怖いし、誰にでも起こることと気づいた。
ハリボテの数字に惑わされずに
本質的に物事を見る良い学びになりました。
と、言うことで
菊池雄星投手がメジャーリーグという
世界最高峰のステージで本気で挑戦し
それが通用している事は確実。
なので、勝ち星に一喜一憂せず
その活躍を応援していきます。
この調子なら
きっと20勝してくれると思います!笑
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』