人間の最大の悪は何か。
それは鈍感である。野村克也
鈍感な選手は同じ失敗を繰り返す。感性が鈍いから失敗しても失敗と気づけないし、たとえ失敗を自覚しても、なぜそれが起こったかを自己分析できない。
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野村監督の名言シリーズの中にあるこの言葉。
人間の最大の悪とまで言わせるのは何故か。
厳しいプロ野球という勝負の世界で
選手としても監督としても
一流の実績を残してきた人だからこそ
痛感してる言葉なんだと思います。
プロ野球選手や監督でなくとも
仕事や組織でも同じだと思います。
仕事や組織に置き換えると
野村監督の言う鈍感とは
鈍感=気づかない
鈍感=気が利かない
と私的には思います。
逆に言うと
敏感=気がつく力、気が利く力とは
問題発見能力
であり、特に人の上に立つ人間には
この能力は必須であると思います。
そもそも。
何のために管理職が必要なのか?
それは
組織を好転させるため。
組織を好転させられる能力を有し
好転させた成果を残したものがなる役職。
よって好転させられないなら降格は当然。
私も25年間の社長業の中で
何度となく役員報酬の減給を経験してる。
もちろん社長であるから自らの意思決定で。
組織を好転させるには
まずはお客様に喜ばれることに
敏感になり、問題発見できないといけない。
通信事業部ではサブマネージャー以上
アメニティ事業部、人事部、管理本部では
課長以上のものは、この問題発見に敏感でなくてはならない。
問題発見は、ある意味日々自らを否定し続けなければならない視点であり作業。
自分は完璧だと思った瞬間に驕りが出る。
自分はまだまだ、もっと改善改革して好転出来るはずという視点が大事。
店舗や自分の部門を見たら
まだまだな点が幾らでも出てくるはず。
問題発見し過ぎて、気絶してしまうくらいある。
これを発見し、一つ一つ解決していくのが仕事。
問題発見したら
問題対処ではなく問題解決する事が大事だが
そもそも問題を発見できないのであれば解決どころの話ではなく、好転していく訳がない。
よって「鈍感は悪」という野村監督の言葉には納得するしかないのである。
私も問題発見できる自分で在りたい。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』