新春1発目という事で本日の第546回早朝勉強会は久し振りに私が講師。
今は早朝勉強会の運営はNo2に全権を任せてるので参加も本当に久し振り。
朝、皆んなの顔を見ながらの勉強会はやっぱり良いもの。
その中で題材にした話し。経営計画書P218
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「2ズウォッテイのモイシュ」
穀物を売り買いする商人のところで、モイシュという名前の若い男が働いていた。
賃金は週に2ズウォッティ(ポーランドのお金の単位)だった。
長いことそこで働いてきたモイシュは、あるとき「自分の賃金はなぜこんなに少ないのか?」と主人に聞いた。
「もう一人のモイシュが週に6ズウォッティもらっているのに、なぜ、自分は2ズウォッティなんですか?」。
その穀物商のところでは、もう一人、モイシュという男が働いていたのだ。
「まあ、待て」と主人は言った。
「そのうち理由を教えてやる」
数日後、その穀物商の家の下の道を、十台ばかりの荷馬車が隊列を組んで通りかかった。
主人は急いで2ズウォッティのモイシュを呼んで命じた。
「道に下りていって、何を運んでいるか聞いてこい」。
モイシュは道に下り、戻ってきて報告した。「トウモロコシを運んでいるそうです」。
主人は命じた。「どこにトウモロコシを運んでいるか聞いてこい」。
モイシュはまた道に下りて、荷馬車まで駆けていった。しばらくするとモイシュは戻ってきて報告した。「トウモロコシを市場に運んでいるそうです」。
「急いで下りて、誰に頼まれてトウモロコシを運んでいるのか聞いてこい」。
荷馬車はもう村はずれにさしかかっていたので、あわれなモイシュは犬のように走らなければならなかった。モイシュは走って戻ってくると言った。「隣町の町長さんに頼まれた荷物だそうです」。
「じゃあ、トウモロコシの値段を聞いてこい」。
モイシュは、荷馬車に追いつこうと、馬に飛び乗った。戻ってトウモロコシの値段を伝えると主人は言った。「そこで、少し待っておれ」
主人はもう一人のモイシュ、つまり6ズウォッティのモイシュを呼んで言った。「道に下りていって、さっき通った荷馬車の商人たちの様子を見てきてくれ」。
6ズウォッティのモイシュは、馬にまたがって荷馬車を追った。少しして、モイシュは戻ってきて報告した。
「あの人たちは、隣町の町長さんに頼まれて、トウモロコシを市場に運んでいる商人たちでした。それで、売値を聞いて、すぐさま、それより少し高い値段で買うと申しましたら、重い荷物を運ぶのに疲れたので、うちの倉庫に荷を下ろすと決めてくれました。今、こちらに向かっています」
穀物商の主人は2ズウォッティのモイシュに言った。
「これで、もう一人のモイシュとおまえの賃金が違う理由が分かっただろう?」
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これ、他人事でバカにしてる場合じゃ無いね。
自分に置き換えて生産性高く出来てるだろうか。
NPS日本一を目指してる中で
お客様と上司が何を望んでいるか考えてるか?
お客様と上司に有益性を提供できてるか?
以前、仕事には3種類あると学びました。
⒈言われた事も出来ない人
⒉言われた事しか出来ない人
⒊言われたこと以上の事が出来る人
事例を用いた話しは本当にわかりやすい。
ここに出てくるふたりのモイシュは
名前は同じでも仕事の生産性が圧倒的に違う。
一度でやる仕事の量と質とスピードが違う。
だから3倍の給料が貰える。
まずは「考える」こと。
しかも「常に考える」こと。
動きながら「考える」こと。
私も実行したいと思います。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』