10年前くらいか。
その後も何度読んだか。
ビジョナリーカンパニーは理念経営。
経営理念や経営ビジョンを基に
トップの方針がどこまで浸透出来るか。
「言うは易し行うは難し」
超有名で当たり前のように言われてる
理念経営だけど、その浸透度や質が問題。
「知ってるではなく、出来てるか」
うちも経営理念ALLWINを掲げてるが
まだまだだと、最近つくづく思う。
ビジョナリーカンパニーと共に
今日読んだ本の中にも同じことが沢山書かれてた。
あなたの会社はビジョナリーカンパニーですか?
・人材の採用、昇進基準がはっきりしてる
・一人ひとりの役割が明確だ
こんな当たり前のことを今まさに改革中。
その為に、大金はたいて「識学」を導入した。
管理職に本質的なマネジメント思考と手法を授けないと、このままの自己流では限界が見えたので。
今日、ビジョナリーカンパニーに関する本を読んで
やはり原理原則は同じだと感じた。
セコム創業者の飯田氏曰く。
「常に自己を否定する」
と、言っている。
その通り!と、ぐうの音も出ない。
前期の失敗はまさにこれ。
M&Aに手こずり、問題勃発し、組織崩壊。
この結果を出してしまったマネジメント手法に、自己を否定しない理由はない。
私はこう言うところは、素直でありチンケなプライドはない。
もともとゼロからのスタートだし
雑草系だから自己保身は無い。
セコム創業者の記事を読んでも分かるけど
創業経営者は乗り越えてきた修羅場が違う。
だから、ダメな自分を受けいることは
慣れてるし、そんな事より未来が大事。
ビジョナリーカンパニーの著者は
沈まぬ企業になるための五訓の中で
「規律なき拡大路線」を警告してる。
今のうちがまさにコレ。
規律の甘い仲良しグループは
気楽で愉快だが
ピンチに弱くもろい。
幼稚園マネジメントの卒業と
何度も言ってるが今が大人への変革期。
今、変わらないと未来が無いから、私は本気。
今期から評価に力を入れている。
事業部の責任と評価。
責任者の責任と評価。
個人の責任と評価。
それぞれが、アメーバ経営に例えられる
独立採算制のように責任と評価を明確にしてる。
経費を掛けてもその費用対効果を考えなくてはダメなのは当然で、目標利益をどのくらい上回るかで評価する。
そして必要な権限は与えるし要求もできる。
アメーバ経営を提唱した稲盛さんは、厳しさを兼ね備えた本当の優しさを内包する人物。
曖昧で完全結果でないものは評価しにくく、社員達もやりづらい。
一切の迷いや錯覚を排除して、お客様が喜び、社員が喜び、社会が喜ぶ、ALLWINに真っしぐらにする為に評価システムを変化進化させる。
経営計画発表会でウーバーの運転手の事例を話し、自己評価は無価値であり、他者評価が社会のスタンダードである事を伝えた。
人は人に厳しく自分に甘い。
それを排除するための評価規定にする。
社長も例外ではない。
そもそも社長は常に市場から厳しく評価されている。
良い商品でなければお客様は二度と来ないし
良いサービスでなければお客様は二度と来ないし
良い人材でなければお客様は二度と来ない。
その結果、売上も利益も上がらなければ
役員報酬は下がるし、最後は倒産して自己破産。
家も貯金も信用も奪われ、身ぐるみ剥がされる。
これらはすべて社長の責任。
業績が悪ければ、銀行から融資は断られ
貸し剝がしが始まり、あっという間に資金繰りに窮する。
これもすべて社長の責任。
そんな厳しい社会の評価規定の中にいる。
だから、自分の過去の成功体験など
1ミリも関係なく新たに学び実践する。
そして幹部にもその学びを与え投資する。
これが社長の方針。
そしてこの社長方針をどれだけ幹部が
真っ赤っ赤にして実行できるかが
ビジョナリーカンパニーであるかの解。
幹部には今期の方針や変化の必要性とその理由と現状を直接伝えてる。
これからその答えが出てくる。
今日読んだ学びに危機感を覚え
だからこそ今期の方針に一切ブレることはない。
サイバーエージェントさんの記事も載ってました。
今やIT業界の雄である会社でさえも
幾多の変化を、幾多のターニングポイントを
乗り越えてきて今がある。
CSリレーションズも全く同じ。
まず社長が変わる。
そして幹部が変わる。
最後に社員が変わる。
会社の未来を創る。
それが上の人間の役割であり責任。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』