社長の仕事は「決める」こと、即ち「決定」が仕事なので場所や時間に拘束されることなく仕事をするから、ニューヨークでも日本でも何ら問題ないです。
そんな中、先程、今村復興相の辞任ニュースが入ってきました。
問題発言の「責任」を取って辞めるとのこと。
今回に限らず、政治家や大手企業の不祥事にトップが辞任するとか良くあることだけど、いつも違和感を感じる。
「責任」を取って辞任?
辞めることで責任が取れるのか?
混乱させておいて迷惑かけておいて、辞めるのが「責任を取る」ことか?
その場から居なくなればそれが「責任を取る」こと?
逃げてるだけじゃね?みたいな。
本来、責任を取るとは自分の役割と職務を全うし状況を好転させること。
もしくは「金銭的負担をする」ことが責任と言う。
逆に辞めることは無責任でしか無く、しかも職務放棄。
なので責任を取るなら「状況を好転させる」か、辞任や後任にかかる「金銭を負担」するべき。
だからせめて報道も
「責任を取って」辞任ではなく
「無責任で職務放棄」だけど適任では無いので辞任
にすれば良いと思う。
結果的に辞めることは致し方なくとも、それは決して「責任を取って」では無いから。
私も経営者として多くの失敗や苦しい思いをしてきた。
その時に「辞める」と言う選択肢は無い。
もっと言うと「辞めれない」が正しい。
社長が辞めることは責任を取ることではなく無責任にしかない。
だから辞めるなんて口が裂けても言えない。
社長が取るべき責任とは、どんなに苦しくても、逃げ出したくとも、何としてでも、その状況を好転させて良い会社にしていく事が「責任を取る」ことと思っているから。
ちいさな会社の社長であるが、その気概は23年間当たり前に持っている。
これからもその気概は変わらない。
ニューヨークの地で日本のニュースを聴きながら、そんな事を思いました。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』