無視・称賛・非難! | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

野村再生工場と言われ、名監督中の名監督である野村克也監督の人材育成には学びが多い。

誰よりも学ばないといけない経営幹部はもちろん、初めて部下を持った新米上司にも、社会に出たての新入社員も必読です。

HSコーポレーション星野社長のメルマガより。

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リーダー論  野村克也著
育成の要諦は、「無視・称賛・非難」である







選手を見抜き、育てるための考え方や方法について、いろいろお話してきたが、ここで、その考えの根本的なところに、いま一度、触れておきたいと思う。


選手にとっていちばんつらいのは無視されることである。


だからこそ、


「なんとかして自分を認めて欲しい、認められたい」と強く願う。


人間の進歩と成長は、そこから始まるのだ。


「認められるためには何が必要なのか。何をすればいいのか」


そう考えて努力することで、成長が促されるのである。


「人間は無視、称賛、非難という段階で試される」


いろいろなところで述べてきたが、これは、私が実践してきた人材育成の根幹をなす原理原則である。


私自身が、この階段を体験してきた。


無視されてふてくされているような人間は、そもそも見込みがない。


人間の評価は他人が下すものであり、他人の評価こそ正しい。


にもかかわらず、


「おれのよさがわからないなんて、見る目がない」


などうそぶいているようでは、成長など望めるわけがない。


したがって、それがわかるまで無視しておけばよろしい(誤解を避けるために言っておけば、それは「見ない」という意味ではない。つねに「観察」はしなければならない)


「なんとかして認めさせてやる」と努力した結果、少し希望が見えてきたとする。


そのときがまさしく、ほめる絶妙なタイミング、「称賛」すべきときである。


自分自身でも「よくなってきたかな」と感じたときに、それを的確に指摘してほめてやれば、これはうれしい。


ましてそれまでずっと無視されていたのだから、喜びはひとしおとなり・・・


「やっぱりきちんと見ていてくれたんだ」


と指導者に対する信頼も深まる。


同時に自信がうまれ、「もっとがんばろう」という意欲も喚起されるはずだ。


しかし、称賛してばかりではダメなのである。


「自分はすごいんだ」とうぬぼれてさせ、勘違いさせかねない。


そうなっては、もはや成長することは絶対に不可能だ。


そこで、組織の中心として自他ともに認めるようになった時点で、今度は「非難」するのである。


「おまえはもっとできるのだ。その程度で満足してはダメなんだ」

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野村氏の教育の原理原則。

「無視・称賛・非難」

どれをするにも、根底に流れる深い愛情が必要ですし、忍耐も必要です。

それでも伝わらなければそれもまた仕方のない事。いづれ気づく時か来れば良い。



あなたは今、どの位置ですか?

そして次のステージは、どの位置ですか?
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『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』