・志望動機
人々の暮らしに接する中で様々なものを学び、自分を成長させることができるような仕事、そして、誰かの役に立つ仕事をしたいと漠然と思っていました。大学生活のなかでいろんな経験をするうちに、この考えは「公務員として働きたい」という気持ちに変わっていきました。
・勉強を振りかえって
終わりの見えない学習範囲、次々と忘れていく知識、ぬぐいきれない本試験への不安…。辛いことを数え上げたらきりがありません。しかし、CSSで夢を追いつつ仲間と一緒に送った受験生ライフは、思い返せば非常に充実した楽しいものでした。本当に勉強に疲れて、川井先生に「問題集を見ただけで吐きそうになります。」と相談した時の「なーんなら吐いたっていいぞー。勉強して吐けるなんてこと今しかできないんだからなー。」という、さすが川井先生と言わざるを得ない返答は一生忘れません。
・CSSでの受講を決めた理由
きっかけは友人の紹介です。事前にろくに調べもせず実際に校舎に訪れ、窓口で鈴木さんとしゃべり、「よし、ここにしよう。」と決めました。その間ものの数分です。恐らくそう決めたのは、CSSの明るくアットホームな雰囲気、そしてなによりも安定感抜群の鈴木先生の存在が決め手だったのかもしれません。
・学習モチベーションの維持について
毎日予備校に来ては定期的に友達とおしゃべりをし、問題を出し合ったりしていたため、目立ってモチベーションが低下したことは少なかったです。しかし、さすがに週一(以上?)のペースで完全オフの日を作ったりはしていました。あとは、一日が終わった後はニコ動やpixivなどを見て、疲れた目と頭の保養を定期的におこなt…(自主規制)
・スランプ脱出法
どうしてもできないときは、「頭が疲れているんだな」と考えて勉強を中断したり、「俺ができないんならみんなできるわけなくね?」と考えて勉強を中断したりしました。つまり、中断して一定期間勉強から頭をはなすことが大事です。時間をおいて再開すると、意外と前よりもいい感触で勉強が進んだりするもんです。カラオケやバッティングセンターなどを「有効に」活用できる受験生になってください。
・教養科目の学習方法・教養択一対策
数的は毎日、文章は気が向いた時、知識は年内までにDVDをあらかた消化し、問題集をぱらぱらーっと見て、年明けからは『ダイレクトナビ』を使って、コスパの高い自然科学を優先して演習しました。あと、専門を勉強する方は特に軽視しがちになると思いますが、意外と社会科学は大事ですよ。教養科目は特に、得手不得手や受験経験の有無などで、人によって戦略に大きく差が出るところですので、先生や先輩、友達によく相談しておくべきだと思います。でも万人共通で数的は毎日やりましょう。
・専門科目の学習方法・専門択一対策
授業が終わったら、割と早めに簡単にでもテキストを使って復習して、後はひたすらスー過去などの過去問をまわしました。特に年内は全然時間があるので、法律は公務員試験六法、経済はテキスト等、政治系はまるパスなどを使いつつ、特に基本を徹底的におさえられるように、理解重視で時間をかけて問題集をまわしました。おかげで、結局本試験までは全科目スー過去等の問題集を3周ほどと、直前期に職種ごとの5年分の過去問集1周くらいしかできませんでしたが、それなりに戦えました。あと、特定科目を長期間放置したり、安易に科目を切ったりすることは、後々本当に危険ですので避けましょう。
・教養論文対策
いかにも公務員らしい堅苦しい文章を書くのは個人的に得意でしたので、ひな形の書き方を覚えてしまって、後は知識を当てはめれば点数はとれると考えていました。ですので、教養論文はCSSで出された課題の提出と、その論点の復習くらいしかしませんでした。しかし、特に都庁と特別区ではやはり教養論文に求められるものも違ってきますので、しっかりと先輩等に相談してください。
・専門記述対策
一人で専記対策はきついし効果も上がりづらいので、「スピーチ法」を使って、仲間と一緒に勉強しました。やはりここでは専門択一の知識が活きてきます。読んで理解⇒骨組みを覚える⇒肉付けをする⇒みんなの前で発表⇒さらに肉付け、というような感じで一つ一つ覚えていきました。ただひたすらたらたらと専門記述を書きつづるよりは、「スピーチ法」を活用した方がベターだと私は考えます。これだけでは分かりづらいと思いますので、詳しくは先生やチューターの方々に聞いてみてください。
・面接対策
都庁が終わってからぼちぼちと模擬面接を始めました。勉強との両立がなかなか大変ですし、最初は恥ずかしいですが、本当に本当の勝負は面接です。これはマジです。せっかく長期間かけて勉強したのに面接で落とされるのは本当に辛いですよ。時間を見つけて先生方と相談しつつ自己分析を進め、少しずつでもいいので練習しましょう。特に面接道場は積極的に活用してください。友達の面接の良い部分を吸収して自分の面接も客観視できるようになるため、面接道場は非常に有効です。CSSの恵まれた環境を存分に利用しましょう。
・官庁訪問対策
例年では絶対に受からない点数を叩きだしたため、国家一般職に通るとは考えておらず、正直何もしていませんでした。そして案の定、唯一受けた官庁訪問先で爆死しました。あまり興味がなくても、もしものときのために、説明会くらいは行くべきだったと反省しています。
・内定先対策について
国税専門官について、筆記はひたすら川井先生を信じて頑張りました。特に私は都庁受験だったので、専門択一のリハビリは気合を入れました。私は商法を一切やりませんでしたが、会計学は是非やっておくことをお勧めします。私が会計学を本格的にやりだしたのは5月からでしたが、賢明なみなさんはもっと早く着手してくれるものだと信じております。面接は「元気に、かっこつけず、簡潔に、第一志望性を全面に出して」いくことが大事だと思います。ストレス耐性を見るために嫌な質問や解釈をされることもありますが、そんな時も表情を崩さず堂々と応えられるように普段から練習しておきましょう。
・併願について
「どこでも筆記は受かるように」という気持ちで勉強していたため、国家総合職、東京都、国立大学法人、国税専門官、国家一般職、地元県庁と、受けられるところはだいたい受けました。(裁判所事務官は手が回らず諦めました)筆記が割と順調に行った方は、面接に進むと併願先を正直に言うか、嘘をつくかの戦略が必要になってくる場面もある(特に国税)ので、しっかり考えて望みましょう。
・受験生へメッセージ
公務員試験はビックリするほど長丁場です。何度も心がくじけそうになる辛い試験です。でも、合格した時のうれしさと、将来に対する希望は他には代えがたいほど大きなものがあります。やることは多く、運という要素もやはりありますが、決まったことを正しい方法でやればうまくいくのが公務員試験だと思います。ですのでやはり、独りよがりに頑張るよりも、様々な人の助けを得て団体戦として頑張る方が合格可能性は高まります。CSSには合格に必要な要素が十分にそろっているので、それらを利用して最後まで突っ走ってください。みなさんが合格した後に、輝ける人生一のドヤ顔を見せてくれることを心待ちにしています。あと、大事なことですが、特に合格発表待ちの期間など、○ちゃんねるの志望先スレを見るのは絶対にやめましょう。あることないこと雑多に書いてあるため、不安を誘発され、メンタル的に他の試験に支障をきたす可能性があります。(経験者はかく語りき)