・志望動機
ゼミナール活動を通して、福祉や雇用など生活基盤の制度の充実が人々の安心・安全な暮らしに繋がることを学び、人の支えとなる仕事がしたいと思い公務員を志望しました。
・勉強を振りかえって
私は二年目だったので、今年は志望先に合格できるのだろうかと不安でしたが、最後まで諦めずに取り組んで本当によかったです。CSSに通っていたおかげで、孤独な気持ちにならず最後まで頑張れました。勉強をしていると、どうしても人と話す機会が少なくなりがちですが、悩んだ時には先生方に相談をしたり、朝はいつも校長先生や事務の方が「おはよう」と声をかけてくださったり、お昼はCSSで友人と食べたりなど、同じ目標を持つ仲間がいることはとても心強く、恵まれた環境で勉強できたなと思います。お世話になったCSSの先生方や一緒に頑張ってきたCSS生、応援してくれた家族や友人には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
・CSSでの受講を決めた理由
私は二年目だったので、マスターコースがあり、先生方が親身に相談にのってくださるなど、受講生一人一人に合わせたサポート体制が整っている点に魅力を感じ、受講を決めました。また私は、受講する以前からCSSの先生方のブログの愛読者で、もし来年も挑戦するならこの先生方のもとでお世話になりたいと考えていたこと、実際に無料相談を受けた際にはとても親切に対応してくださったことも、受講を決めた理由の一つです。
・学習モチベーションの維持について
説明会への参加や志望先のHP・パンフレットを見て自分が働いている姿をイメージしたり、公務員の方のお話を聞いたりすることで、モチベーションを維持していました。
・スランプ脱出法
スランプは特になかったように思いますが、直前期になってもなかなか数的処理の点数が伸びず、不安になることはありました。そういう時には、先生に相談したり、数的処理が得意な友人に解法を教えてもらうなど、不安を一人で抱え込まないようにしていました。
・教養科目の学習方法・教養択一対策
教養科目は、本試験で午前中に実施されることが多いため、午前中に学習するようにしていました。文章理解と数的処理は、毎日時間を決めて解き、様々な問題集を使用するようにし、知識問題は、同じ問題集を何度も繰り返し解くようにしていました。私の場合、数的処理が苦手だったのでなるべく知識問題でその分をカバーしたいと思い、数学以外は全て学習しました。もし学習しない科目を作るとしても、先生もおっしゃっていますが、科目で切るのでなく分野で切ることをおすすめします。また、試験直前期には正答肢や解答解説をさっと読むこともおすすめです。正答肢は綺麗に文章が要約されているので、それを読むだけでも知識の整理に役立つと思います。
・専門科目の学習方法・専門択一対策
専門科目は、志望度を考慮しつつ、多くの試験に対応できるように、主要科目(憲法、民法Ⅰ・Ⅱ、行政法、マクロ・ミクロ)と行政系科目(政治学、行政学、社会学、経営学)、国税直前期対策の会計学を勉強しました。年内は主要科目の問題集を一周させること、行政系科目の講義を受けることを中心に行っていました。一周目は、難しい問題には手をつけず、それ以外の標準的な問題を解くようにして、試験ではどういう問題が出るのか、どこが自分は苦手なのかなど、問題全体を把握することを意識しました。1月からは、難しい問題や行政系科目の問題集も解き始め、都庁の専門記述対策を始める3月位までにできるだけ問題集を繰り返し解くようにしました。4月からの約一ヶ月は都庁の専門記述対策に専念していましたが、都庁の試験の翌日からは択一の感を取り戻せるように、すぐに専門択一の勉強に切り替えました。この時期になるとまた問題集を一から解き直すのは効率が悪いと思ったので、よく間違える問題や頻出問題を解くようにし、各試験の直前期には、その職種の頻出分野の問題と過去問を解くようにしていました。とにかく問題集は何度も繰り返し解いて、よく間違える問題に関しては暗記ノートを作っていました。
・教養論文対策
教養論文は、都庁の対策しかしませんでしたが、それで十分に他の試験も対応できたと思います。CSSで出される課題をできるだけ自分で考えて作成し、先生に添削してもらうなど、独りよがりの文章にならないように、必ず他の人に見てもらうようにしていました。また勉強で手一杯になるかと思いますが、できるだけ新聞を読む習慣をつけるなど常に社会の動きに目を配り、それに対する自分の意見を考えたりしてみるのもいいのではないかと思います。
・専門記述対策
3月頃から都庁の専門記述対策を行いました。CSSの先生方が出題予想してくださる論点の会計学と民法以外の7科目×10論点と、模試で出題された論点を覚えるようにしました。文章全てを覚えるのは時間がかかるので、構成ノート(文章の構成や必ず記述すべき重要事項を書いたノート)を作り、その構成を覚えて、詳細な部分については専門択一の知識でカバーするようにしていました。また、先生がおすすめされていたスピーチ法(友人と声に出して覚える方法)は、抜けていた論点を友人に指摘してもらえるなど、より一層、記憶の定着がはかれたと思います。
・面接対策
本格的には、筆記試験が落ち着いた7月頃から対策を始めましたが(面接直前になって焦らないためにも、もう少し早めにやっておいた方がいいと思います)、自己分析や面接カードの作成は、それ以前から勉強の合間にしていました。面接練習は、CSSの先生方に見てもらい、できる時には一日置きに見てもらいました。また、自治体研究ではパンフレットやHPだけでなく、市役所や税務署訪問、自転車での街巡りなどを行い、気づいたことをメモするようにしていました。実際の面接で、市役所訪問の有無等を聞かれることがなかったとしても、ここで働きたいという熱意を伝える時に説得力があり、また自分自身もより具体的なイメージを持って面接で話すことができると思うので、実際に足を運び目で見るということは大切だと思います。このように様々なことを書きましたが、面接は会話のキャッチボールだと思ってあまり気負いすぎず、質問されたことに対して自分らしく素直に答えることを心がけるのが一番なのかなと思います。
・官庁訪問対策
官庁訪問は、本当に体力勝負だと思うので、面接練習や政策研究はもちろん大切ですが、前日は早めに寝てベストコンディションで臨むようにして下さい。朝から夜まで一日中拘束されることになり、私の場合、2時間程度しか寝ずに行ってしまったので体力的にとても辛かったです。私は対策を始めたのが一次試験の合格発表後で、ほとんど対策はできなっかったのですが、やっておけば良かったと思うことは、早い段階から多くの官庁の説明会に参加し、参加するだけではなく積極的に質問をしたり、一次試験後の各省庁の説明会やゼミに参加したりして、情報収集を行ったり、採用担当の方に顔を覚えてもらったりなどできるとより一層良かったなと思いました。
・内定先対策について
択一対策については、まずはしっかりと出題傾向分析を行い、科目数も多いので頻出分野を重点的に勉強していくのが効率的だと思います。私は、専門択一の配点比重が大きいので、特に専門択一に力を入れて取り組み、憲法、行政法、民法Ⅰ・Ⅱ、ミクロ、マクロ、財政学、政治学、行政学、経営学の計10科目を勉強しました。本試験は8科目の選択制ですが、年によっては急に問題の難易度が変化する場合や自分の苦手分野ばかり出た場合を考え、できれば力を入れて取り組む科目8つと予備科目2つは用意した方が安心かなと思います。また教養択一は、数的処理は他の試験より問題文が長めなので、それに合わせて過去問を解くこと、文章問題も長文傾向にあるので感覚が鈍らないように適度に解くことを意識する以外は、他の試験対策と同じように問題集を繰り返し解いていました。教養論文対策は、主には都庁の教養論文対策と、近年出題がない分野について大まかに文章構成を考えたくらいで特に対策はしませんでしたが、最低限の対応はできたと思います。二次面接対策は、CSSで面接練習をした以外は特に特別なことはしませんでしたが、ここでもしダメだった場合、官庁訪問で頂いた内々定が無駄になってしまうので、気を抜かないように望みました。
・併願について
受験できる試験は、できる限り受験することをおすすめします。試験は何が起こるか分からないこと、またたくさん一次試験に合格しても面接日程が被ってしまうことも考えられるからです。私の場合、試験は受けなければ絶対に受からないけれど、受ければ合格できる可能性があると思って、B日程の試験まで全て受験しました。ただし、志望度や体力的な面も考慮して併願先を決めるのがいいと思います。
・受験生へメッセージ
公務員として働きたいと思い受験を決めたからには、その信念を貫き、最後まで諦めずに頑張ってください。勉強をしている時は、先が見えず不安になることもあるかと思いますが、そこで挫けなければきっと結果はついてくると思います。もちろん、辛くなったり苦しい時には、誰かに相談したり、思い切って遊びに出かけたりなど、一人で抱え込まず適度なリフレッシュも大切にして下さい。公務員試験に合格することはゴールではなく、新たなスタートだと思います。自分が希望する場所で新たなスタートをきるためにも、最後まで頑張って下さい!受験生の皆さんが志望先に合格することを心から応援しています!!