東京都庁 合格体験記 Iさん | 公務員試験合格・内定のためのデータベース

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本日の合格体験記は、東京都に合格されたIさんの体験記です。
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・志望動機
福祉や社会保障に興味があり、また子どもやお年寄りが好きで、大学入学当時から公務員をうっすらと意識していました。3年になり、民間とも悩んでいたましたが、ゼミナールで区役所訪問の際、職員の方のお話を聞き、その熱心な姿に感銘を受け公務員を志望するようになります。都庁を強く志望し出したのは、12月の都庁の採用説明会に行った時で、いきいきと働く若手職員の皆さんを見て、憧れを抱いたことが大きな原動力となりました。

・勉強を振りかえって
とにかく長丁場だと思いました。そのために、健康管理も相当大切。体はもちろん、こころの健康を保つためにも、友達と適度にリフレッシュしながら勉強を続けていくことが大切だと思います。

・CSSでの受講を決めた理由
同じ学科の友達が4月に申込み始め、私も友達と一緒に頑張りたいと思ったから。

・学習モチベーションの維持について
私はまず、予備校に通い始めてからも、民間と迷っていたため、なかなか勉強に身が入りませんでした。そのため春・夏はとりあえず授業を受け、DVDを消化するといった具合で、他は数的を少しずつ進めていたくらいで、それ以上はほとんどしていませんでした。このままではいけないと思い、何とかやる気を出すために10月~11月に、公務員の先輩や民間で働いている先輩に会ってお話を聞き、少しずつ働くイメージをふくらませ、やっぱり公務員になりたいと思うようになることができました。本当に火がついたのは12月の都庁の採用説明会です。その後は、時間的にも、周りの様子もひっ迫し出し、自然と勉強モードになりました。
以上のことから、やる気がでない場合は、実際に働く人と会って、公務員像をイメージするといいと思います。
あと、都庁志望の人は、実際に都庁舎を見に行くと、やる気がみなぎります!私は筆記試験前の4月に一人で都庁の展望台と職員食堂に行き、テンション上げて帰ってきました(笑)。

・スランプ脱出法
特にスランプというものは感じたことはありませんでした。というのも、やる気に火がつくのが12月と遅かったため、遅れを取り戻すのに必死で、足りない知識をただひたすら入れる、という作業で時間が過ぎていったからです。模試や数的の実践トレーニングでひどい結果でも、周りはもっと勉強してたもんなあ、という気持ちで、落ち込む前にやることやろう、という感じで勉強にのぞみました。

・教養択一対策
都庁第一志望ということで、教養科目は力を入れました。といっても、数的以外の科目は2月から始めましたが…。教養のポイントは、「広げ過ぎないこと」だと思います。時間が無い中なので、大切なのはやみくもに知識を広げるのではなく、みんなが採れる問題を取りこぼさないこと。そこで私を含め多くの受講生が活用していたのは、授業でもらうレジュメです。ここに書いてあることを覚え、問題を何度も解くだけでも、重要なポイントはほぼ抑えられると思います。あとは、問題集を1~2周解きました。暗記がほとんどなので、昼食を食べながら友達と問題を出し合うのも、楽しいし効果的です。

・専門択一対策
専門も、時間が無かったので、結局きちんとした暗記ノートなどは作りませんでしたが、問題集を回し、間違えたところや重要だと思うところを付箋に書いてルーズリーフに貼って、電車の中で見返したりしていました。問題集の解き方ですが、はじめはとりあえず、難しい問題はとばして、まず一周するようにしました。2周目からは、法律なら授業でもらうテキストをざっと読んでから問題集を解くなどし、徐々に細かい知識を入れていきました。
都庁の人は教養科目が心配で、試験の直前1か月は専門択一の勉強ができなくなってしまうと思います。私の場合、教養が心配すぎて3月の半ば頃から専門択一から離れてしまいまして、その結果都庁筆記試験のあと、専門の知識がほとんど抜けてしまい、回復に時間がかかりその後の筆記試験ではいつも専門が足を引っ張る結果となってしまいました。専門と教養のバランスというのは難しいと思いますが、悩んだら先生やチューターに相談して、偏りの無いようにしていくとよいと思います。

・教養論文対策
私が専門論文対策を始めたのは、4月頭です。前から配られていた、今年出そうなテーマ10個について、過去の先輩たちの文を参考にしながら、「2020年の東京」という冊子を見て文を考え、ノートにまとめていきました。一つのテーマ当たり、1時間半~2時間かかってしまうので、一日一テーマと決め、10日で終わらせて、あとは試験の直前5日間ほどで、ノートの内容を思い出していきました。
あと、3月くらいに先生が出してくださる、教養論文の課題にも取り組み、5論点ほど書いて添削して頂きました。

・専門記述対策
こちらは3月下旬に始めました。時間が無かったため、これも新たにノートは作らず、先生方から渡される頻出の論点を、ただひたすら読み込みました。読み方も工夫し、声に出せるときは出したり、段落ごとに読んでは、その内容を頭の中で言えるか確認したりなどしました。人によると思いますが、書くという作業は、疲れるし時間がかかることに気付いたので、私は書くより読む、という方法で覚えました。都庁の筆記の直前には、1論点あたり最低3回ほど見直していたので、だいたい頭に入った状態でのぞむことができたと思います。専門論文に関しては、都庁の後の国税の試験でも役立ちましたし、専門択一の際にも活きたので、多く覚えて損はないと思います。

・面接対策
筆記が終わって一安心、と思いきや、この面接対策が想像以上に大変でした。志望動機は何度書き直しても納得されず、模擬面接でもいつも自信がなさそう、笑顔が足りない、と言われ、途方にくれたことも何度かありました。そんな中、途中で気付いたのは、志望動機も面接練習も、「これが答えだ」とか「ここまでやれば大丈夫」というのは絶対なく、追い求めればきりのないものだということ。逆に「これでよし」と満足してしまったらそれ以上は伸びない。その中でも、自分のできる限りのことをして終わった後に悔いの無いように準備するしかない、と思いました。とても悩む時期だと思いますが、まずは先生や同じ志望先の仲間と相談なり面接練習なりをたくさんすること、そして、一人で悩む時間を持つこと。自分のことを話せるのは自分しかいないので、自分のことについてもんもんと考える時間も大切にしながら、けじめをつけて過ごすことをおすすめします。あとは、自治体研究を徹底的にすること。冊子やホームページを読むだけではなく、第一志望なら、その土地に足を運び、関連施設に訪ねてお話を聞くなどの時間を惜しまないこと。模擬面接はたくさんは入れられない時期もありますが、面接道場はいつでも仲間とすることができるし、面接官役をやっても発見があるのでおすすめです。

・内定先対策について
都庁の筆記対策で大切なのは、過去問を解くことだと思います。問題配分はほとんど毎年変わってなく、数的や資料解釈の傾向も特徴がはっきりしているので、過去問で的を絞ってから勉強すると効率も上がるし、意識も上がると思います。あと、私が足りなかったと思うのは、時間配分を早いうちから意識して解くことです。数的は1時間と時間を計って過去問を解いていましたが、教養択一すべてを2時間で解く訓練が、2~3回しかやっておらず、本番は数的の時間が足りなくなってしまい、本当に慌てました。早いうちから、模試形式で2時間時間を計って過去問を多く解くことをおすすめします。
専門論文は、「広く浅く」作戦がおすすめ。ただ、その中でも得意不得意はあると思うので、得意科目は10論点、不得意科目は5論点、などバランスをとっていくといいと思います。論点は先生方が選んでくれる10論点×10科目があるので、それをできるだけ多く網羅しておけば間違いないでしょう。友達と話しながら覚える「スピーチ法」もおすすめ。私は実際に友達と話していた論点が本番にも出てきて、書くことが出来ました!
教養論文は、先生方からもらう課題にしっかりと取り組めば十分だと思います。ただこれも時間がぎりぎりなので、時間内に書く訓練も必要でしょう。
面接対策、これがなかなか大変でした。まずは志望動機。これは簡単に仕上がるものではないので、早めに考えておくこと。おすすめは、様々な先生方に見せて意見を聞くこと。ある先生は問題ない、と言った場合でも別の先生はご指摘くださることも多いです。私も面接の1週間前に、志望動機を根本的に指摘され、もう一度練り直し、完成したのは三日前ぐらいでした。あとは、面接で自信を持ってのぞむためには、①とにかく練習の回数をこなす、②都庁について徹底的に調べることです。①について。すぐにすらすら、とはいかないものなので、模擬面接→指摘されたことを直す、質問されてうまく答えられなかったものを考え直す→模擬面接…のように、一回一回の模擬面接で改善していくようにしました。同時に面接ノートを作って、想定質問の答えを書きました。メモ程度でもいいので、思いついたことやキーワードはどんどん書き込むこと。どうせ誰が見るものではないので、汚くてもいいと思います。②について。面接対策の時期は、頭も体もフル回転でした。興味のある分野についてはもちろん、他には?と聞かれることも多いので、面接カードに書く以外の分野についても、2~3は調べて答えられるようにすること。フィールドワークも、行ったことを面接で言えたら面接官の反応が良くなった、といひともいましたし、実際に都庁のお仕事の現場がみえるのでやる気アップにもなりました。私は1つのセミナーに参加し、2つの関連施設を訪れお話を伺いました。自信をめいっぱいつけて面接にのぞむことは、最後までありませんでしたが、それでも時間の中でやれるだけのことはやった、と思えるくらい準備したことで、本番は落ち着いてのぞむことができたと思います。

・併願について
他に国立大学法人、国税専門官、裁判所事務官、船橋市、松戸市、秋田市を受けました。併願先も通過することで、第一志望の面接の緊張も少しはほぐれたと思うので、受けられるものは全て受けることをおすすめします。そのためにも、誰かさんのような申込みのし忘れはくれぐれもないように…(笑)。

・受験生へメッセージ
一番伝えたいのは「人に頼ろう!」ということ。勉強は一人いでやるもの、試験本番は一人。確かにそうです。私も勉強は一人で黙々とやる派です。でも、公務員試験の場合、必ず悩むときがくる。しかもたくさん。たくさんの試練や悩みを一人で乗り越えるのは無理だと思います。小さな悩み、相談でも、先生方やチューター、友達に相談しましょう。不思議なもので、誰かに聞いてもらうだけでも心がすっとするものです。それができる環境にあるのがCSSです。でもそれを最大限に活かせるかどうかは自分次第。人に悩みを相談するのって、面倒だし、弱みを見せているようで少し恥ずかしいかもしれないけど、CSSの誰かに相談することで、それ以上の収穫が必ず得られます。もちろん、最終目標は合格なので、必要以上に友達と群れる必要もないし、けじめも必要。自分に合った付き合い方でいいと思う。でもなぜか、必要なときに頼り、頼られていくうちに、自然と仲良くなります。公務員試験は「人に頼ったもん勝ち」です!みなさんの健闘をお祈りしています!