<Uさんからのコメント>
川井太郎先生、今晩は!
実は先日私は都庁を足きりという不甲斐ない形で落ちてしまいました!都庁が命だった為に悔し過ぎてあの世にいきたい位です。友人達と切磋琢磨してやったと思っていたら、友人は合格…私だけ取り残されるかもしれません。私はプライドが高過ぎるためにもう友達とは二度と顔を合わせたくありません!きっと顔を合わせたら私は何を言うかわかりません。
私の事を変な考え、バカバカしい、負け惜しみと思われるかもしれませんが、それが私です。孤独に一人で勉強していれば良かったと後悔しています。
きっと川井先生の教え子さんの中にも似たような方がいらっしゃったと思いますので、その方はどう克服されたのか教えて下さい!
やっぱり許せない!何で私が落ちたんだろう(涙)
<ブログの記事>
今Uさんと同じ気持ちの人がたくさんいると思います。
特に、第一志望を目指して一生懸命がんばればがんばるほど、その思いは強くなるでしょう。
今のUさんにとって、私のコメントは何の助けにもならないと思いますが・・・・・
昔の教え子でY君という子がいました。
彼は、勉強仲間のリーダー格で模試でも全国トップ10入りするほどの実力者でした。
試験前も、仲間のためにレジュメを切ったり、勉強を教えたり、皆から慕われていました。しかし、試験を受けて仲間の中で彼だけが落ちてしまいました・・・・
彼の落ち込みようは、非常に深いもので。
心配になり、呼び出して一緒に食事に行っても、終始無言・・・・
彼の場合には数カ月かかりましたが、段々元気を取りもどし
翌年には、その試験を合格しました。
しかし、彼は、その職種をけり別な自治体へ行き、今はエリートコースを歩んでいます。
また、Cちゃんも第一志望を仲間の中で一人だけ落ちてしまいました。
その時、話している際に、Cちゃんが笑顔で涙を流す姿が今でも忘れられません。
Cちゃんは、もともと実力はあったので、うまく気持ちを切りかえて次の試験を受けたら、次の試験どころか、残りすべての試験に合格しました。
今は、楽しく仕事をしており、今年の10月に結婚します。
彼らに、共通するのは、辛い時期助けてくれたのは友人たちだったいうことです。
Y君も、Cちゃんも今は、その当時の仲間と飲んだり旅行へいったりしています。
(たまに私も参加します・・・)
色々あったので強いきずなができたと思います。
多分、友人もUさんのことを上目線でみてるのではなく、本当に心配してると思いますよ。そして、一緒にこの時期を過ごした友人は一生の友人になります。
失うのは簡単ですが、一生付き合える友人を得るのは本当に難しいです。
Y君も、Cちゃんも、この経験を通じてすごく強くなったというか、成長しました・・・
今の状況の中、そう思えないのは理解できますが、今後の人生を考えたら、今の経験が絶対に生きてきます。
社会に出たら色々あります。今の思いがあったら、困難なことがあっても「あれに比べたら・・・」と思えるはずですし、私も過去の挫折体験が私の財産になっています。
プライドをもつなら、試験に対してではなく、人生に対してプライドを持った方がいいとおもいます。
「私は、これぐらいでへこたれない。」、「一つの試験で負けても絶対に、人生では負けない。」
人生、最後までどうなるかわかりません。
Uさんの人生を考えたら、ケーキ作りで、スポンジをちょっと焦がしたようなものです。まだまだクリームやデコレーションですごくいいものができますよ。
今のUさんの負のエネルギーを正のエネルギーに変えてみましょう。
すごい、爆発力のある前向きなエネルギーになると思います。
今のままでいるのと、そのエネルギーを前向きに使うのとでは、人生大きく変わってきますよ。
人をうらやむということは、人を自分より上だと認めたことです。
プライドをもつなら、うらやむことはやめましょう。
現実を受け入れ、普通ではできない、その友人に自分から「おめでとう」をいってみましょう。たぶんUさんの中で何かが大きく変わりますし、多分、気持ちがスーと軽くなるはずです。少なくとも、私は、Uさんはスゴイ人間だと認めます。
自分の人生、自分のことだけ考えていていいです。
試験の格言で「落ちたら自分のせい、合格したら周りのおかげ」というのがあります。
これは、どんな状況でも、負の方向にいかないためにある格言だと私は考えています。自分のことだけ考えるなら、自分が幸せになるアクションを起こしましょう。
「川井太郎の公務員受験生応援ブログ」より
http://ameblo.jp/taro-kawai/