<配点>
9分の2
<試験時間>
140分
<問題構成>
数的処理16問(判断推理8、数的推理5、資料解釈3)、文章理解11問(英語5、現代文6)、知識13問(自然3、人文4、社会3、時事3)
例年、教養択一の難易度はあまり高くなく、特別区より少し難しいくらいです。
ここで点数を稼ぐには、やはり数的処理が重要です。伸びに時間がかかる人がいます。しかし、毎日勉強を続けていなければ、ディフェンシブに闘うこともできません。数的処理が苦手な人は資料解釈で満点を狙いましょう。資料解釈は毎日やれば、点数は必ずとれるようになります。勝負は時間です。いくら問題を解けてもあまり時間がかかっていては、他の問題が解けなくなり、そのままゲームオーバーです。なので、スピードを常に意識し、3問を10~12分で解けるようにしましょう。
文章理解が合否に与える影響も少なくありません。私は公務員試験において、「英語はできなくても合格できるが、現代文ができなければ落ちる」という考え方で学習していたので、現代文は極力得点するように勉強しました。
文章理解は、公務員試験では軽視されやすい傾向にあるため学習の初期段階で国家系の過去問数年分を解き、自分が何点取れるかを確認し、できない人は早急に対策に努めてほしいと思います。
国税の一般知識は国家一般職よりも簡単であるため、過去問集をこなしておけば問題ないと思います。しかし、物理だけは公務員試験の中でも難しい問題が出題されるため、自分の学習スピードに応じて、一問を取るために学習するか、捨て科目にするかを判断してほしいです。基本的には、公務員試験における捨て科目は数学だけであるというのが、本書の著者一同の共通認識です。
人文科学・自然科学ともに市販の過去問一冊をやりこめば高得点が望めます。その際、CSSの行政科目の勉強法を取り入れることで、勉強能率を上げるとともに、知識で切れなかったとしても文章構造から推論することが可能となります。
国税の時事は、かなりの難問であり国家一般職よりも難しいです。交通関係の問題や医療系も問題が出題されるなど、対策が非常にしづらいため、取れる問題だけ取ることができれば問題ないでしょう。