広域観光推進研修会 | 四国のツーリングと旅物語

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リーガロイヤルホテル新居浜での基調講演
 
 平成25年1月17日(木)、愛媛県市議会観光振興議員連盟の広域観光推進研修会が新居浜市を会場に開かれ、県下の市議会議員が集まり観光について勉強をした。
 
 午前中の基調講演は、「別子銅山近代化産業遺産を活用した地域づくり」というテーマで、新居浜市企画部別子銅山文化遺産課の横井邦明課長が講師となってのものだった。別子銅山と住友家の話は、昔から時に触れ耳にしてはいたが、現地でのレクチャーは自分の断片的な知識を整理することもでき、改めて愛媛の近代化に果たした役割など考えさされた。
 
 そもそも新居浜には何時か来たこともあり、当然旧広瀬邸ははじめてではなかった。
 しかし、今回はそれぞれの責任ある立場の担当が説明されるのを聴くと、ちょっとやってきたのとは全く違った認識であり、新居浜市の観光に取り組む熱意のようなものが感じられた。
 
 マイントピア別子でも、前回はちょっと立ち寄っただけのような感覚だったが、基調講演や広瀬記念館での話を聞いた跡だったこともあり、その産業遺産の重要さとか設備の意味、鉱山の果たしてきた役割など考えるにつけ、この地域の産業を発展させた原動力とその歴史をより深く理解できた。
 
 また、別子銅山記念館では館長が解説をされたのだが、とてもわかりやすく勉強になった。是非多くの人に行ってみて欲しいと思った。 
 本当はそのようなことを見学するために来たのではなく、行政がどう観光に取り組むべきかを研修しなければならないわけだ。
 
 マイントピア別子については、温泉や野外施設を作るなど様々な取組をされており、新居浜市の努力を感じることができたが、地方での観光への過度の取組には限界があるとも思えた。したがって、お金をかけて施設を充実したりすることよりも、歴史や文化、物語などを育むことにより魅力と実力を備えていくことが大切なのではないだろうか。
 
 いずれにせよ、観光というのは地域にとって重要なテーマであり、地域の資源をいかにいかしていくか、地域の力が試される時代となっている。
 
 
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広瀬歴史記念館
 
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広瀬歴史記念館は概要説明を受け、旧広瀬邸と共に自由見学をした
 
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松山市議会と西予市議会が同じグループとなった
 
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広瀬歴史記念館から見る旧広瀬邸
 
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旧広瀬邸正面
 
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望岳楼から新居浜市を一望する
 
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新居浜市を一望すると、海の方に精錬所などが見えたらしい
 
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続いてマイントピア別子へ
 
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ここからトロッコ列車で鉱山跡へ向かう
 
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ガイドさんも同伴して、いざ列車へ
 
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降車すると、そこは採掘に使われていたトロッコが展示してある
 
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坑道の入口
 
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坑道内部を再現・展示
 
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水が多く出て、くみ上げるのが大変だった。それを人形で表現している
 
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鉱山の暮らしがジオラマで展示されている
 
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トロッコ列車が走る鉄橋。昔の鉄橋を補強している
 
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第4通洞
 
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マイントピア別子全景
 
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別子銅山記念館