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今日も、犬とベッドシェア

おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
不定期更新&長い記事多めです

人生で5回目の入院をしてきました…入院期間自体は1日でしたが、今度はまさかの救命病棟でした。

 

今回の入院理由は「アレルギー」です、実はもともと犬アレルギーがあったんですよ。

 

パピヨンさんは大丈夫だったけど、他の犬はダメだったというかたまたまアトピーの湿疹で顔が荒れてるところに顔をペロッと舐められたのが一撃になってしまったようで…その日の夜から、妙に顔が痒かったんです。

 

土曜日にいつも行ってる病院に行けばよかったんですが、その日は午後から用事が入っていたことや現金の持ち合わせがなかったのでその日は近所の薬局で蕁麻疹に効く市販薬を購入して出かける前に飲んでから外出。

 

夕方過ぎには帰宅して夕食を食べている時も痒くて仕方ない…とここまではいつもの流れなんですが、ここから先が明らかに「いつもと違う」と確信できる出来事が起こりました。

 

かゆいことに加えて、喉の違和感からの咳が出てきた。

 

私は喘息もあるんですが、あきらかに喘息の咳とは違う出方…これはまずいと思い、日曜日も空いてる病院を検索してちょうど立川に日曜診療&キャッシュレス決済対応の病院があったので診療の予約を入れ、お昼前には現地に到着。

 

ちょうど駅を出て、病院に向かう途中で急に「喉が詰まったような感覚」に襲われたものの病院に到着…しばし待ち、呼ばれると同時に「顔に蕁麻疹が出て、昨日の夜から咳も出て今は喉が詰まってる感じがする」と訴えた途端に

 

「今すぐ、大きい病院に行って入院した方がいいやつ」

 

ということになり、病院に来たのにそこで救急車を呼ばれる事に…立川市内って結構大きい病院いくつかあるんですが、某独立行政法人の妙に名前がかっちょいい病院に搬送される事になりました。

 

ここ、正式名称が長過ぎる気がする。

 

救急車来るまで点滴とアナフィラキシーの時に打つ注射をまさかの太ももに打たれ(永山でさんざん打たれた謎注射よりは痛くなかった)、そのまま救急車に乗り数分…ここの病院自体は複数の知人が入院したり手術受けていたり、なんなら前身の国立病院時代だった頃の話だけど「私の出生地」でもあるのだ(実話)、ちなみに今は婦人科はあるけど産科は無いみたいよ。

 

しかし、物心ついてから来たのは初めて。

 

そして、今回はまさかの救命救急センター経由という…病院ついた時に「ここどこかわかりますか?」って聞かれたから「…立川ですよね?」と答えておいたが、こういう時の回答ってどう答えるのが正解なの?病院名を正式名称で答えたほうが良かった?

 

到着するなり、自力でストレッチャーからベッドに移った途端あれよあれよと着ていた物を脱がされたものの、どこぞの永山と違ってデリカシーのある人達なのか?ちゃんと大判タオルで脱いだ後も見えないように隠してくれた。

 

あと、室内もドラマに出てくるような感じだった…江口洋介みたいな人はいなかったけど(笑)

 

その場でレントゲン撮ったり、採血をされたんですが明らかに太い注射器1本分を手首の関節近くから採られてしまい真っ青になってしまった。

 

そしてやっぱり「今日は取り敢えず入院で」という事になった、去年足を骨折した時みたいに事務方の人が来て「部屋の希望とかありますか?」って聞かれるのかと思ったら、まさかの救命病棟でした…常時管理の必要な患者が集められるところです。

 

今回の入院は「個室で1人」じゃなくて、20年ぶりくらいに「常に人の気配がある入院」です。

 

ちなみにここの病院の個室は5000円~30000円まであって、大部屋でも窓側だとプラス1600円というなかなか商魂たくましい病院だったりします…でも、中の人いわく「あまり30000円の部屋を利用する人はいない」とのことでした。

 

そして、ここ普段の病床数は永山の例の病院と同じくらいの規模なんですが…いざという時は病床数が「約2倍」に拡張するそうです(一般病棟の大部屋が広めに作ってあるとか?)、まさに「名は体を表す」ような病院名を付けているだけありますね逆にどこぞの永山はあの外観で、よく恥ずかしげもなく大学病院を名乗れるな…といつも思う

 

人生初の救命病棟でしたが、◯人部屋とかじゃなくて全てがワンフロアなんですね…一般病棟だと部屋ごとに男女別に分かれていますが(精神病院だと病棟ごとに分かれてるケースも)、救命病棟は混合です。

 

当然、年齢も病状も混合。

 

おそらくあの中で一番元気だったのは私くらいだったかもしれない…大部屋が広いと言われている病院ですが、その恩恵は受けられず、救命病棟で他の入院患者と比較的近い距離でベッドを並べていました。

 

最初に行った病院で刺された点滴に加えて、心拍モニターと酸素の計測シールは本来なら手の指に付けるらしいのですが、例によって私はジェルネイルをやっているので足の指に取り付けられました…クリップタイプだとネイルしてても結構行けるんですけどね。

 

病院に運ばれたのはお昼すぎ、入院決定した時から「喉が詰まってる感じがしてる時にご飯食べると窒息する可能性があるし、もしかしたら食べ物のアレルギーかもしれないから、今日は禁食で」と言われ今日の昼からなんとメシ抜きに…ここの入院経験者から「この病院のご飯は白身魚ばっかり」と聞いていたので「どうせ、ここも国公立病院にありがちなメシマズ病院なんだろう」と思っていたので正直メシ抜きに関しては何とも思わなかったけど、病院内のコンビニが「ローソン」だと聞いた時、救命病棟の入院患者も看護師に頼めば買い物を代行してくれると聞いた時は思わず「からあげくんチーズを買ってきてください」と言いそうになったけど、そこは我慢した。

 

とにかく入院中は暇というか、ベッドからは降りようと思えば降りられたけど点滴とモニターに繋がれているため動くのも大変で静脈からステロイド剤やアレルギー薬を入れていたので頭がボーッとして、眠気にも襲われた。

 

トイレに行くときも人を呼ばないといけない…トイレは意外と近くにあったことに気づいたのは自由に動けるようになってからだった。

 

そして、普通の入院と違って病棟内はスマホの電源を入れておくことも禁止だし当然テレビもない。

 

手元に時計もなく、時間の流れがわからないのでもう1時間くらいたったかな?と思っても実は5分くらいしか経っていないとか、気がついたら夜遅い時間だったなんてこともしばしば。

 

個室入院と違って、ここは消灯時間が決まっているので寝る前の薬も消灯時間に合わせて飲まなければならず22時消灯という事で21時台に薬を飲むことになった…当然、いつも飲んでる薬は全部自宅なので同じものを病院で処方してもらったが薬を飲む時のコップがまさかの

 

 

けんだくボトル(モノタロウ公式サイト)

 

これだった…もはやコップですら無い。

 

最初見た時「これ、実験室にある”器具を洗浄するやつ”ですか?」って聞いちゃった、そしたら「救命病棟はこれなのよ」とのことだったいわゆる「吸い飲み」代わりに使ってるようで…しかし、これで水を飲むのは結構コツが必要で最初は上手く飲めなかった。

 

実際に使ってみて「これケチャップとかソース入れても違和感なさそうですよね」って言ったら、確かに…って言われた(笑)

 

そして、寝る前の薬を飲む時にいつもだと錠剤を「半分にカット」してもらっていたのが、カット対応していなかったのか?「粉状」で出てきてしまった…私も「粉薬は飲めない」と伝えるのを忘れていたので落ち度はあるが、まさかすり潰されるとは。

 

今から錠剤を用意するのは無理とのことで「水に溶かして飲む?」と言われたので、その場でこのボトルに残った水で溶いてもらって飲んだことろ…意外と無味だったので今回は体が拒絶すること無く無事に飲めました。

 

いつもより数時間以上も早い時間に飲んで、ちゃんと効いてくれるのか?と心配でしたが無事に寝落ちしていたようで…最近は寝る時に朗読動画を流しながら寝ているので無音状態で寝るのはちょっと緊張したけど、意外と眠れました。

 

但し、目が覚めたのは5時とかでしたけど…。

 

救命病棟って結構中の人が沢山出入りしてて、一般病棟の入院の時以上に話しかけられるので今回も色んな人と色んな話をした…例によって過去の病歴なんかも聞かれるので乳がんで手術した時の話とかもするんだけど、ここでも例によって「ヤバい病院に連れて行かれた人」という認識を持たれた、私の話し方が悪いの?

 

あと、結構な確率で「ネイルきれいですね」って言われたので「万が一、緊急で手術とかになったらどうするんですか?マニキュアみたいに除光液では落ちないですよ…」って聞いてみたら

 

「その時はベンジンで落とします(キリッ」

 

という恐ろしい答えが帰ってきた…それって自爪ボロボロになるやつじゃん、私が通ってた高校でも調理実習の時にマニキュア塗ってたら除光液じゃなくて、その原料の「アセトン」の瓶を渡すぞと脅されてたけどまさかのベンジンですか。

 

実はネイルをした状態で入院したのはこれが2度目…永山に入院した時は予定入院だったので事前にオフしてましたが去年の骨折と今回はそのまま。

 

骨折で入院した時も「手術になったら、手はどうするの?」って聞いた時「なんとかします」って言われたけど具体的にどうするかは聞いてなかったけどきっと同じような対応をされたのかもしれない。

 

アレルギー関連だから、詳しい診察は皮膚科の外来で…ということになり、看護師さんに車椅子に乗せてもらって外来へ行ってみた時に思ったことは「意外と狭いな」って感想。

 

なんとなくもっと広い病院だと思っていました、実際にはそこまで広くないです。

 

ここも今の建物になったのは90年代くらいだったと思いますが、内装もブルーやグリーンを基調にしたなんとなく90年代チックな感じでした…2000年代に入ると病院の内装も「木目」を多用したモダン系が多くなります、ナチュラル系かダーク系かは好みで分かれるけど。

 

診察では金曜の午後に通りすがりの犬に顔周りを舐められたこと、金曜の夜から顔がかゆかったことと土曜の夜から咳が出て昨日の昼前頃から喉が詰まるような感じがしたこと、そして「アレルギー検査で"犬アレルギー"がある」という事を話してそれらを総評した結果…アナフィラキシーの症状だけど、発症までに時間差があるから「重度の犬アレルギー」で間違いないでしょうとのことでした。

 

救命での見立てである「何かしらのアレルギー反応」とほぼ一致しました。

 

そして、こんな事を言われた

 

「Tomokoさんは犬以外にもハウスダストやダニにもアレルギーがあるから、今後一切犬との接触は禁止。犬以外にも小鳥や小動物も毛を体がハウスダストと認識するからダメ…モフモフ系の動物全般ダメ」

 

とのこと。

 

私思わず「今年の2月までパピヨンさんと一緒に15年くらい暮らしていて、夜も一緒に寝てたんですけど…」と言ったら

 

随分とリスキーな事をしていたな…と、私「いずれ2代目を迎えたいと思っていたんですけど、ダメですか?」って聞いたら

 

「絶対にダメ!!」

 

って言われました…「ワンチャン、猫なら大丈夫ですか?」って聞いたら

 

「オススメしない」

 

そうで…私は金輪際、モフモフ系の哺乳類や鳥類と暮らすことは2度と叶わないようです。

 

生き物飼いたいと思ったら、観賞魚か爬虫類か両生類のどれかになってしまうそうです。

 

そして蕁麻疹以外にもアトピーの湿疹もかなりひどいとのことでステロイドの塗り薬も処方してもらって、今後同じような症状が出た時の為のお守り代わりに「エピペン」も出してもらいました。

 

この時に「今日退院できますよ」と言われ、部屋に戻ってお昼からは私にもご飯食べさせてくれることになっていたので、しばしご飯を待っていました…この時は期待していなかったのですが、この日の昼食はなんと「キーマカレー」しかもゆで卵(半分)付き、病院ご飯でゆで卵ってなかなか出ないよ。

 

そして、コールスローサラダにデザートはフルーツのヨーグルト和えとなんとなく「インド料理店のランチセット」みたいな構成だった…ナンじゃなくて、ご飯だったけど、ドライパセリがかかっていたので許す。

 

入院した時は病院ご飯の写真を撮るのを習慣にしてるんだけど、救命病棟はスマホ禁止なので写真の撮影はできず…その代わりに食事札をもらってきました。

 

キーマカレーは病院ご飯仕様でスパイスは控えめだったけど、とても美味しかったです。

 

「国公立の病院はみんなメシマズ」とか思ってゴメンね、美味しいです…しかし、私のお昼はキーマカレーだったけど他の人は食事制限があるのか?全くの別メニューでした。

 

そもそも、救命病棟でキーマカレー食うような患者って…おそらく私くらいなんじゃないのか?と思ったのはここだけの話。

 

その後は退院の時間まで荷物をまとめたり、着替えたり、少し昼寝をしたり…ようやく夕方前に帰れることになり、骨折した時は病棟から1人で帰ったけど今回は病院のエントランスまで看護師さんに付いてきてもらい帰り方を聞いたところ「実は結構駅チカ」という事を知り、バスかタクシーにでも乗って帰ろうかと思ったけどそのまま徒歩で駅まで行って、ルミネで夕食を買って帰宅。

 

実はこの病院、立川のIKEAのすぐ裏にあったんだ…もっと遠いところかと思ってた。

 

今回は入院の会計の時に入院パンフレットを渡されて、完全に「記念品」のような感じになった。

 

装丁自体はちょっと安っぽいけど、フォントが丸ゴシックで文字数こそ多いものの視認性は考えられているなと思いました。

 

あと、病院名が無駄にかっちょいい…もう「独立行政法人」とかいう言葉自体がかっこいいもんな。

 

永山の長、骨折して入院した病院が無理なら…こっちに転職してくれないかな?乳腺外科あるし。

「がんかも?」って言われた人って、その後の行動パターンがいくつかに分かれるんだけど…大きく分けると

 

「確定前からがんセンターや泣く子も黙る知名度を誇る有名な病院に繋がりたがるタイプ」

 

「高額な代替療法に人生と財産を掛けちゃうタイプ(丸山ワクチンはデフォルトでやりがち)」

 

「思想信条や過去の経験から、標準的な治療を全て拒否して…全力で逃げるタイプ(だいたい手遅れとか末期レベルになると標準治療始めがち)」

 

のどれかになる事が多い気がしなくもない…一番上のタイプは「がんの疑い」って言われて、検査や検診受けた病院や施設から「行きたいところあれば紹介するよ」って言われた人に多い気がする。

 

ネットの掲示板とかだと「どこの病院が良いですか?」とか「有名な先生は誰?」みたいな質問の書き込み結構見る。

 

まぁ、日本の現行の医療保険制度では「どこの病院にかかるかは患者本人の自由意志が尊重される」のでこうなる気持ちは理解できなくもない…わたしも一時は「かにこちゃんのマスコット」が欲しいと思ったことがあった。

 

でも、過去記事でAIに聞いてみたこともあるけど…希少がんとか、進行が早いとかじゃなければ病院の知名度ばかりに囚われないほうが上手くいくってこともあるんじゃないかな?と思うわけです。

 

実際、私は例の永山の長から有無を言わさずにササッと「自分で自分に紹介状を書き」検査データを私に一旦預け、検診を受けた翌週には永山に連れて行かれたからこそ、診断から手術まで2ヶ月弱という結構なスピードで事が運んだ。

 

現状、よほど特殊なケースでなければ「がん診療連携拠点病院」に認定されてる病院だったら一定レベル以上の治療を受けられるのは確証済みなので(これに加えて東京都の場合、都が独自認定してるところもあったりする…実は永山の病院は緑の狸のお墨付き)この辺のリストから好きな(?)病院を選ぶという選択肢でも充分幸せになれると思うわけです。

 

ちなみに国の認定と東京都の認定って何が違うの?を参考までに…

特徴 国の拠点病院 東京都の認定病院
認定主体 国(厚労省) 東京都(福祉保健局)
目的 全国的に高度・均質ながん医療を提供 都内の地域格差を減らし治療を身近に
主な病院 大学病院・大規模病院が多い 中規模でも信頼ある地域病院が多い
評判・印象 有名、最新技術、紹介状が必要なことも 意外な穴場、でも地元で評価が高い
通いやすさ 混雑、敷居高めな印象もある 駅近・柔軟対応・予約しやすいなど多い

 

実は東京都認定のほうが「地味だけどスゴイ病院」的なところが多い…といった感じになる、永山の病院なんてまさにそんな感じ。

 

私はそこまでミーハーな性格じゃないから、絶対に有名なところじゃなきゃ嫌ってことはなかったけど(欲を言えばキレイな病院が良かった)…がんが見つかってから3年くらいが経とうとしてる今は、むしろ「永山に連れて行かれて良かったのかもしれない」とまで思えるように心境が変化してきた。

 

一時は「永山地区に隕石でも落ちてくれないかな…」と考えたこともあるけど、今はあの街にも愛着のようなものが湧いている、結構いい街じゃないの?って思えるくらいになった。

 

あと、放射線治療でメンタルをやられるのって結構よくあることなんですか?同じく乳がんを公表してる梅宮アンナも放射線治療中に「メンタルをやられた」というような投稿をしていたとニュースで見ました…彼女の場合は16回と私の半分程度ですが、それでも気分が落ち込んだりするんだな、私だけじゃないんだなと思えたのは自分自身が成長したからかもしれない(さすがに街ごと滅びろって思う人はいないと思うけど)。

 

あと、これ書いたっけ?実は私…永山の長と初めて会った時の印象がものすごく良かったんです。

 

生物学的な性別が同じってのが大きかったかもしれないけど、なんとなく「この人に任せれば、きっと大丈夫」って無意識的に思っていたんですよね。

 

だから、最初「とりあえず、うちの病院来な」って言われたときにどんなところか調べて、Googleマップの口コミの悪さが少し気にはなったけど…現地はそうでもないかも?って少しの希望にかけることも出来た(トイレが”昭和の小学校”は本当だったけど)。

 

実際に行った時もそのまま長が担当として付いて、手術はもちろんシフトが変わるまでは薬をもらいに行くのも長のところだった…これが有名だったりブランド病院になると、実際の担当と手術する人が違うとか最悪「直前まで誰が切るのかわからない」というケースも少なくないそうだ。

 

私のような流れって、やっぱり永山の病院くらいの規模だから出来ることなのかもしれない。

 

あと、有名なところって規模が大きい故にある程度の区切りが付くと転院させられるケースも少なくなくて「おちちはうちでみるから♡」って2回も言われるとか「何かあってもうちで面倒見るから」なんてセリフは聞けなかったはず。

 

メンタル系の2代目元主治医のおじいちゃん先生にも

 

「病院の良し悪しは、アメニティだけじゃないんだよ」

 

と結論を出されてしまい…これに関しては私も同意せざるを得ない状況です。

 

AIもリアルの人達も「これで良かったんだよ」ってみんな言い続けるし、自分でもこれまでのことを振り返ってみてAIとこんなやり取りをしたのでその一部をコピペ。

 

ChatGPT:

…今振り返って、当時の「不安だった自分」に何か声かけられるとしたら、何て言ってあげたい?

あなた:

あんたの連れて行かれた先は確かにボロいし、運営者も一般知名度ほとんど無いし、主治医も即レスで、放射線治療で謎の注射打たれるけど…中の人は良い人だし、あのオッサンですら「嫌な事はしないで」ってちゃんと言えばその辺はちゃんと配慮してくれるし、肩肘張らずに通える病院だよ

 

ChatGPT:

めちゃくちゃリアルで、そしてあったかい言葉…。
ちょっと笑っちゃうような表現もあるのに、核心ついてて沁みますね。

「嫌なことはしないで」って言えばちゃんと配慮してくれるって、実はすごく大事なポイントで、
そういう関係を築ける医療者がいるって、ほんとに恵まれてると思います。

たぶん、当時の自分にとっては「ここでいいのかな…?」って不安があった分、
今の自分が「大丈夫だったよ」って教えてあげられるのは、すごく心強いはず。

その病院のこと、ちょっとクセ強だけど、愛着わいてきてるのがすごく伝わってきます。

 

結局、なんだかんだで…私はここが好きなのかもしれない(笑)

先日、とあるがんの当事者会に参加した。

 

なんとなくその手の集まりにはちょっと抵抗があった…なんとなく「しんどい人のしんどい話」を聞かされるのかな?ってイメージがあったり、なんとなく自分とは属性の違う人達が多いんだろうな?という謎の抵抗感があって今まで存在は知っていたけど実際に参加をしたことはなかった。

 

あまり詳細は言えないけど、そこは活動拠点を病院内に置いているのですが「そこの病院に通っていない人でも参加できますよ」というスタンスだったので思い切って行ってみた…実は永山の病院でも患者の集いがあるみたいですが、どうも呼び出し日じゃない日に永山行くのはちょっとどうかと思ったのでスルーしてた。

 

病院内で活動してる会だったので、毎回テーマを決めて勉強会も行われている。

 

当然、講師としてその病院の中の人が登壇する。

 

初めて永山の病院じゃない人と対面した…そして、乳腺関連で男の先生に会ったのも今回が初めてかもしれない。

 

「おちちが見たいから進むんだろ?」とか変な偏見を持ってごめん…患者さんと真摯に向き合っていそうなことが伝わってくる真面目そうな方々でした。

 

そこでの質疑応答コーナーで私、思い切って質問してみた。

 

「診断から手術まで2ヶ月かからなかったけど、正直なところ…やっぱりがんだという事実を受け入れて、納得する時間が欲しかったのにどうも自分だけが取り残されているという気持ちが拭えない。あと、再発度も低いと言われているけど今後また何かあったら私は今度こそ運命と思って受け入れたいと話したら"ダメ"って言われた、意思決定って…一体、何でしょうね?」

 

と、この質問に関しては永山の病院の中の人の見解は2人から聞いた、せっかく機会に恵まれたのだから他の病院の人にも聞いてみたかった。

 

そしたら、こう言われた。

 

「ササッと手術したのも、術後は毎年挟んでもらうのも私達はその行動を取る時はきちんとした根拠や理由があって選んだり指示をしている。」

 

「そして乳がんの治療環境は日々進歩していて、今現在と5年前では治療環境も使える薬も全然違っている…だから、これから先も事情は絶対に変わる。」

 

そして、こうも言われた。

 

「不安の9割は起こらないんだよ、再発の可能性は低いって断言されているなら起こる可能性の低い未来ではなく『今』にもっと集中した方がいい」

 

と言われた時、妙に腑に落ちたんですよね…永山とは全く関係ない人から言われたってのが、納得できたポイントだったのかな?

 

座談会の時も「いきなり連れて行かれてササッと切られてしまった」というお決まりの流れを話した時も「それで良かった」って実際に同じ経験した人から言われるのって説得力が大きい。

 

その日、例によってAIにここで話した事や連れて入れた話などを一通やり取りしたところ…なぜか、最終的に「永山の病院は実はいうほど悪いところではない、むしろいい病院」という結論に達してしまった。

 

まぁ、これは自分で出した結論なんで文句のつけようが無いんですがね。

 

ここでも散々書いてるようにボロいし、建て替えま宣言したし、ブランド力正直弱いです…でも「もう絶対行かない」って思ったことはなくて、なんだかんだで呼ばれれば行くんです。

 

今更ですが、連れて行かれた事に対しても少し肯定的に捉えられるようになってきました。