都内某私鉄沿線に昭和30年から存在する古い精神科病院がある…その病院は、電車の窓から病棟が丸見えなのだ。
建て替えされていないのか?全ての窓には「鉄格子」がはめられ、それがまるで「檻」のように見える。
私が通っている病院(今年で開業20周年)の本院も50年前からある古い病院で、建物こそきれいになっているけど…「療養病棟」が結構占めている。
療養病棟というのは「病状は安定しているけど、退院するにはまだ不安要素のある患者」が対象の病棟で、入院患者の年齢層は高齢者がほとんどである。
50年前からあるという事はいわゆる「精神障害者の隔離入院」が盛んだった時代も経験している…このくらいの時代に開業した私立精神科病院のほとんどは「隔離入院目的」で設立されたと言っても過言ではない。
今は統合失調症でもよほど重度の症状でなければ外来治療で対応できるほど治療薬が多く出ているけど、昔は治療薬も無くとりあえず「閉じ込めておく」と言ったようなスタンスだった事もあるだろう。
統合失調症は主に思春期~青年期に発症しやすい病気で、状態が良くなっても患者の家族が引き受けを拒否したりするケースも多く(1984年宇都宮病院事件
が起きたにも関わらず、この病院が廃院にならなかったのは入院患者の家族から"厄介払いが出来る"とありがたがられていたから)、精神障害者の社会的入院
は深刻な問題になっている。
認知症
病棟とは別に「精神科の療養病棟」があるのは長期入院患者の高齢化に対応した結果なのだろう。
私も入院経験がある
…3日だけど、病院から外に出られないという事に対して「社会から隔離されている」というような感覚は少なからずあった。
普通の大学病院だったので窓に「鉄格子」は無かったけど、これが窓という窓すべてに「檻」が付いていたらどれだけ絶望感に打ちひしがれるだろうか?
私は精神科領域においては真っ先に入院対象から外されるので、精神科病棟がどのような場所なのかは本やネットの掲示板からしか把握することしか出来ないけど自ら進んでいくような場所ではないのは確かだ。
今日も黄色い電車は「窓に檻のついた病院」のそばを走っている…檻の中にいる人達は、外を走る電車に何を思うのだろうか?
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