先日、とあるテレビ番組で「うつ病完全予防」と称して…ちょっとトンデモを感じさせる内容の番組がありました。
個人的に気になった点はなによりも
うつ病は「脳の病気」である
と断言してしまっているところ…ウィキペディア でも某製薬会社のホームページ においてもうつ病の発症要因は数多くの説があるが
どれも全て「仮説」の域から抜け出していないのが現状である
と記されている、にも関わらず…脳の異常だけと決めつけ「この方法を実践すれば予防できる」と言い切ってしまうのは非常に短絡的でとても危険だと思う。
本当に「脳の病気(心理的な要因は全く関係ない)」だと言うのなら、なぜ認知療法 など「脳の機能とは直接関係ない」治療法が昔から存在して、今も行われているのでしょうか?
こういう番組に出てドヤ顔で解説する医者って大抵「専門外」だったり、女性の場合化粧が派手だったり過剰なアクセサリーを身に着けていたりするんですが(まともな医者は手首から先のアクセサリーは結婚指輪程度)、案の定…この人たちの専門は「精神科」ではありませんでしたし、女性の医者に至っては「大きな宝石の付いた指輪」を複数身に着けていました。
おばぁちゃんは時々パワーストーンのブレスレットを付けていることはあるけど、大きい石の付いた指輪なんて絶対に仕事中には絶対に付けない。
1人精神科を名乗ってる人もいましたが、純粋に精神科一筋ではなく内科から途中で転向した人でしょう。
身体症状のない精神疾患は本来なら心療内科の対象外なんです。
こういう医者が心理的要因とか環境調整とか一切考えずに、ただ投薬治療を漠然と続けて回復どころか重症化させていくんだろうな…とつくづく思いました。
初期の頃に精神科と心療内科は別物 という記事を書きましたが…この番組は精神科素人が精神疾患の話をしていたという事になるのでは?
おばぁちゃんも言ってたけど「まともな医者はテレビなんか絶対に出ない」と言っていたのはやっぱり本当だったようです。
タイトルにも書いたように…うつ病だろうが不安障害だろうが統合失調症だろうがメンタルの病気は「予防」出来る病気ではないと思うんです。
個人的に遺伝については否定派ですが、メンタルの病気は「環境」「性格」「器質」「生育歴」など様々な要素が複雑に絡み合って発症するものであり、安易に「これが原因」とは断言出来ないものだと思うんです。
現にほぼすべてのメンタルの病気は「はっきりとした原因がわからない」のが現状なのです。
同じ状況下で、同程度のストレスを感じてもAさんは「病気にならない」しかし、Bさんは「不安障害」になった、そしてCさんは「双極性障害」を発症するというケースも充分に存在するわけですよ。
変な話…メンタルの病気って、比較的若いうちに好発する統合失調症以外の病気だといつ・誰が発症してもおかしくない病気なわけで、実際私は18歳で神経症になったし、パートナーも40代後半で初めてうつ病を発症した。
精神科の初診やカウンセリングにおいて「生育歴」や「家族歴」を詳しく聞かれるのは、過去にこのテーマ で記事を書いてきたように「”子供の頃から積み重なった精神的負担”が、ふとしたきっかけで大人になってから『メンタルの病気』として発症することも少なくない」からである。
確かに、なるべくストレスを溜めないように心掛けるとかは必要な事です。
それでも、メンタルの不調を感じたら…テレビ番組を鵜呑みにするのでは無く、メディア露出していない医者が監修している書籍(専門書までは行かなくても、内容を深く掘り下げている本がお勧め)やインターネットのホームページなどを参照にして、信頼できる精神科のお医者さんに早めに受診することをお勧めします。
