うつ病の場合、ある程度症状がよくなってきたら「再発」に注意が必要…と言われているのはもう常識といってもおかしくないような気がしますが、神経症はあまり「再発」って言葉を聞いた事がありません。
そもそも神経症って「再発」する事ってあるんですかね?
私の場合…確かに病院に通い始めた頃は「漠然とした強い不安感」「対人恐怖」とか「うつ状態(うつ病の"うつ"とは違う)」はありましたが、しばらく通ってお話ししたり薬を飲んでいるうちに次第にそのような症状を感じることは無くなってきました。
しかし、特定の周期はありませんが強いストレス状態になったり、時々理由もなくうつ状態になったり妙な不安感に襲われることは多々あります。
でも、これは「再発」ではないそうです…そもそも私は状態は良くなっているけど「治った」のかと言われるとそれは疑問で、おそらく私はまだ治ってないと思います。
てっきりストレスが原因で発症したと思っていたけど、実のところ発症要因が複雑に絡み合っていてはっきりさせられないと言われたし、さすがに初代の主治医でさえもそこまでは見抜けなかったらしい。
でも10年前って「成人発達障害」とか「アダルトチルドレン」ってそこまで認知されて無かったような気がする…統合失調症もまだ「精神分裂病」と呼ばれていた。
そういえば、2代目の主治医は「家族療法」の話とかをちらっとしていたようなしていなかったような…この先生との事は近いうちにまとめたいと思っています、本当にいろいろありましたから。
前にも性格的な要因が大きいのでは? という記事を書いたけど、この説が本当だとしたら神経症って「再発」とか「完治」って概念で考えられないような気がするんです、個人的には。
今まで何人も主治医を交代してきたけど、神経症という病気の「正体」やその発症要因について詳しくかつ私が納得できるような説明を受けたことは今の一度もないような気がします。
「ストレスが原因では?」というあくまでも仮説の域から出ないと思われる説明しか受けてこなかったし、私もそれに納得していた。
ちなみに私が休職した直接的な要因である「心因反応」は神経症とは違う病気で「神経症の再発」ではない…私の場合、たまたま強い不安とうつ状態の症状が出たけど、この病気は人によっては幻覚や幻聴を感じる人もいるそうです。
神経症って名前こそ「不安障害」に変わって、各症状に効果の高いとされている薬もいろいろと出てきているけど、結局直接的な発症要因とが原因についてはまだまだ謎なところが多い病気なんだと思う…この辺がわかれば「対処療法」的な投薬が行われている現状から少しは抜け出せそうな気がしなくもないです。
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