10年前に神経症と診断されて以来…その時々で症状がよくなったり悪くなったりはあったけど、全体的に良くなってきているのは、結局のところ「良い治療者に出会えた事」が一番の要因ではないかと思っています。
私は、当時の交流から早期に受診につながったのですが…仮に受診につながってもそこで相性の悪い、あるいはその症状や病気に対して知識の乏しい人だと症状がよくなるどころかかえって悪くなってしまったり、最悪誤診されてしまうこともあるわけです。
偶然訪れた病院でたまたま「神経症」という病気に詳しい…というかただ、投薬するのではなく適切な治療方針を立ててくれた主治医がいた事や、今でも忘れられないくらいに強い影響を及ぼしてくれたあの人まで、私がこの病院で出会った人すべてがあの時から今までの私にいろいろな影響を与え…現在の私があるのです。
その中には私にとって「悪い影響」を与えた人もいるでしょう…でも、それがすべて「私の経験値」になっていると思います。
特にメンタルの病気を持っている人との関わり方とか、私はこれからどうやって生きて行けばいいのか…普通の人生を送っていたら体験できないような事をいろいろ経験しました。
今は主に「日常生活を送りやすくする術」とか「自分自身と向き合う事の大切さ」を教えてもらっています、それはとても幸せで恵まれていることだと思います。
でも、そのことに気が付いたのは実はこの記事を書いている今だったりします。
10年前の私と今の私を客観的に診てきた人は「私は劇的に変化した」と言います、症状がひどい時の私しか知らなかった人は私に対して「あなたは生きてるとわかって良かった、それが分かっただけで充分」と言います…というか言われました、母校の担任だった先生から。
最近の私しか知らない人は私が長患いであることを知らないある日突然いきなり病気になったと思うでしょう。
私は昔から、傍から見ると病気には見えないみたいで…人にカミングアウトするとたいていの人は「そんな風に見えない」と言われます。
前は「症状の改善や軽減のため」に病院に通ってましたが、今はどちらかというと「自分自身の整理をするため」に通院しているようなものです…眠れないので薬をもらうためと、いろいろ「大人の事情」があるので診察も受けてますが。
…そんな私でも「寝る前の薬」だけはどうしてもやめられません、次回の更新の時はそのことについて書こうと思います。
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