歯科恐怖症な私に「親知らず」が生えちゃった。 | 今日も、犬とベッドシェア

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メンタルの話カテゴリと迷ったけど、どちらかと言うと体の要素が強いのでこっちで…。

みなさんの中にも「歯医者が怖い」って人も少なくないと思いますが、この恐怖感のレベルが一定に達すると「恐怖性障害の特定の恐怖症 」になります。

ちなみに私は歯科恐怖症です、それも特段の


特定の恐怖症の場合「恐怖の対象をなるべく避けること」で症状を抑えることは出来るのですが、なかなか避けられない事もある…私の場合、それは「歯医者」


それは21歳の時だった…もともと親知らずは生えていたけど、まっすぐ生えていたこともあり特に問題ないと思っていた矢先、ある日突然左下の頬が腫れて激痛が走った。

なんと私の顎のサイズに対して親知らずが大きすぎて、親知らずの奥にある歯茎が腫れてしまっていたのだ…しかし、私は重度の歯科恐怖症故に歯医者に行けずしばらくは痛みどめを飲んだり冷やしてやり過ごした。


そんな私ですが…この親知らずを「全身麻酔で抜きました」しかも3日入院して。


入院自体が初めてで、こんなドラマがリアルタイムで放送されていた 時期です…何故かこのドラマの「あのシーン」が実際に体感できる!?なんて変な期待を持って行った、同じ部屋の人も似たようなこと言ってたけど実際には見れなかったです、やってないらしい。


手術自体は1時間半、親知らず4本全部いっぺんに抜いた割にはそんなに時間はかからなかったみたいですが…聞いた話によると「きつめに麻酔をかけた」とかで、目が覚めて自分の意思で動けるようになるまで4~5時間かかった、全身麻酔をかけた後は出来るだけ早くトイレに行っておしっこを出さないといけないそうで、何度も「トイレ行こう」と促されたが動けないのだ。


麻酔をかけられるときはあっという間なんですが、覚める時は一瞬「私は死んだ…」って思った。

まず全身に寒気が襲う、その直後今度は暑くなってくる…そして自分がどこにいるのかわからない、私の場合1時間半の記憶どころか意識も完全に吹っ飛んでいるのでその状況がまず把握できない。


歯を抜いた後の痛みより先に鼻に入っていたチューブの痕跡の痛みが先に来た。

しばらくして呼吸が出来るようになると今度は酸素マスクから出てくる酸素で息苦しい…もっと穏やかに目覚めることが出来ると思っていただけにそのギャップは激しかった。


病院によってはこれを「日帰り」でやっているところもあるみたいだけど、個人的には全身麻酔なら最低1日は入院した方がいいと思う。


私に抜歯を勧めた歯医者の院長は「あなたは貴重な体験をしたのだからこの経験をいろいろな人に伝えなさい」と言っていた」。

まぁ、確かに抜歯手術を全身麻酔で受ける人はあまりいないと思うけど…アメリカでは一般的らしいですよ。



ちなみに、私はこの手術を機に「白いおかゆ」が一切食べられなくなりました…それは私の入院体験記と合わせて後程公開したいと思っています。