私が2年以上に及ぶ休職をしている理由は「不安・抑うつ状態」という風に申告しているが、実はこれは仕事のストレスがきっかけで発症したわけでは無い。
本当の診断名は「神経症(今風にいうと不安障害)」で、プロフィールにも書いてあるようにもう10年くらい患っている、そしてアダルトチルドレンでもある…あくまでも「不安・抑うつ状態」というのは便宜上?の病名だったりします、職場に提出する診断書にはこの名称を使うのはよくあること…らしい。
今の職場に勤め始めたのは5年前…24歳の時でした。
勤め始めて約1年後、25歳の時に今のパートナーと結婚しました、パートナーはいわゆる「専業主婦」には否定的で私はそのまま仕事を続けてました。
1日6時間・週5日とほぼフルタイム状態で仕事をしながら、家の事もやらないといけない状態ですね、実は私は今の家に住み始めるまでずっと実家暮らしだったことやもともと出来る事と出来ない事の格差が激しくおまけに自他共に認める完璧主義者…いわゆる「適度な手抜き」が出来なかったのです。
当時はまだアダルトチルドレンは自覚していませんでしたが「結婚したけど何か違う」という違和感を感じながらもそれを誰にも相談できず…独身の時は「仕事がしんどい」と感じることはあまりなかったのですが、それは自分の身の回りの事をせずに済んでいたから…当時はしんどいを通り越して許されるものなら「すべてを投げ出して逃げ出したい」状態でした。
自分の考える理想と現実のギャップを受け入れられず、生活リズムが整えられないなど次第に私の心と体のバランスは崩れ、些細なことでイライラするようになったり、やたら他人(主に職場の人)に攻撃的に接するようになる、相手に悪気が無くても自分が気に食わないと不快感があらわになるなどメンタル面に異変を感じるようになるだけでなく、体にも変調を来すようになりました。
休職に入ったのは2010年2月からですが、その前の年の12月あたりから「自分の意思と関係なく顔が引きつる」ようになり、会話や食事することすら難しくなったのです。
後にこれはアトピー性皮膚炎の症状と判明したのですが、アトピーで顔が引きつるほど肌が乾燥したのはこれが初めてです。
そして、2010年1月1日早朝…パートナーが言うには私は「突然嘔吐した」そうです。
これはおかしいと思い救急車を呼んで病院に行ったのですが、血液検査の結果は異常も無く、冬場に多い食中毒でも無いという事で乳酸菌の薬を処方してもらい帰宅。
いわゆる「お正月が一番忙しい」職場なので、本当はその日も出勤予定だったのですが当然行けるわけもなく、電話で事情を説明し2~3日お休みさせていただきました。
その後は普通に出勤して仕事をしていたのですが、1月末頃…ついに限界が訪れました。
私は同じ部署の人が私の事をいちいち他の部署の人(私の事をほとんど知らない)に話していたのをたまたま聞いてしまったんです。
その時、私の中で「何か」が吹っ切れました…私はその人に対して激しい怒りを感じ、何故関係無い人に私の悪口ととれるような内容の話をするのか?と怒鳴ってしまいました。
私は今まで職場で自分の感情をあわらにすることはほとんど無かったのですが、この時はなぜこんな状態になったのか?今でもよくわかりません。
その日は一応、就業時間までなんとか職務をこなしましたが、帰り道で突然悲しさがこみあげてきて家に着いた途端大泣きしてしまいました…その翌日、実家から職場に電話して「しばらく休みたい、理由は診断書を送るのでそれを見てください」と告げた。
こうして私は期間未定の長期休職に入った。
幸いにも通院日が近かっため、私は職場で何があったのかを箇条書きにして主治医に見せました、その時もその時の事を思い出してまた泣いてしまいました。
その時、完全に怒りと悲しみに支配され、感情のコントロールが出来なかったためレキソタン2㎎ ×1錠をを1日3回出してもらいました。
頓服ではない抗不安薬の処方はこの時が初めてでした。
休職したのは良いけど、平日の昼間は家に1人と犬1匹でいる状態で、薬を飲んでいても突然悲しくなったり感情のコントロールが出来なかったので、しばらくは親に来てもらったりしていました…特にパピヨンは人の感情に敏感で私がこんな状態では絶対に悪影響がでるのと、1人でいるのがとても怖かったのです。
しばらくしてレキソタンの処方は無くなりましたが、これを機にパートナーとの間にも確実な「ズレ」を生じるようになりました…彼の目には私がずっと患っている「病気の症状がぶり返した」という状態が理解できなかったようです。
この時の私は「いろんなことを我慢」していたような気がします…今思うと、その反動とも取れるような行動を取っていました(詳細は後程書きます)。
私は自分の発している「サイン」に気付かず、かなり無理をしていたようです。
あの日から約2年4ヶ月、もっと早くその異変に気づいていればここまで長期の休職をしなくても済んだのかもしれません。