あれからもう７年が過ぎました、私はあの日以来ずっと立ち直れませんでした。
それは、ずっと私のこころに寄り添ってくれると信じていたから…私のもとから離れて行ったとき、私は「見捨てられた」と思っていたから。
でも、最近そうではないことに気づきました。
もう私のそばにはいないけど、あの人形を通して見守ってくれているということやメッセージの意味…つまり、最後に私に伝えたかった事がやっと理解できました。
あの意味がわかった時、すごくすっきりしました。
それまで私はずっと先生が願うように生きていないと思っていたから、それどころか完全に自分を見失ってしまい、生きることに何の目的も見いだせず、ただ漂うように生きていたのです。
ずっと引きずってきたこの気持ち、そろそろ整理して「思い出」に出来そうな気がしてきました。
そしてこう思いました…
「私、本当は一人じゃなかったんだ。」
今は、10年前に出会えたこと、そして私がわたしと向き合う機会を与えてくれたことに心から感謝の言葉を伝えたいです。