「少しでも自分の持ち味を生かしたい、そんな想いの中で生まれた工夫が実を結ぶことを祈っています」
これは、私が初めてカウンセリングを受けた時に担当だった先生が病院を辞める時、私に残してくれた最後のメッセージです、本当はこういうのをもらってはいけないらしいのですが…特別に書いてもらいました、もう7年も前の話です。
実のところ、私はこのメッセージの意味、彼は最後に何を伝えたかったのか?ということがわかりませんでした。
私はちょっと前からとある「アダルトチルドレンの自助グループ」に参加しています。
毎回ミーティングの後にメンバー同士でお茶会に行くのですが、その時に他のメンバーにこのメッセージを見せて、これはどういう意味で書いたのだろう?と聞いてみました。
そこで、言われたのは思いもよらない一言でした…
「あなた『自分が無い』のよ、だから先生はこんなメッセージを残したんだよ。この"少しでも"の部分ですぐにそうだとわかった」
この人はなかなか人に対する洞察力の鋭い人だ…そう言われた瞬間、私はちょっとショックだったが、すぐにハッとした。
確かに言われてみれば、彼が担当してくれたのは3年間でしたが、あの時の私にとって彼の存在は「私を埋めてくれる存在」になっていました…当時はそんなこと微塵も思ってなかったけど。
本来ならば、話をしたり面談を重ねるうちに「自分自身と向き合っていく」のが本来の目的…しかし、私は自分自身ではなく、彼の方ばかり見ていて肝心な「自分自身」を見失っていたのかもしれない。彼と面談をすることによって私は一時の「癒し」をと「自分という存在」得ることが出来ていたあの時の私は、毎回面談終わって家に帰るとものすごい絶望感に襲われていた。
だから、ある日突然彼が病院辞めるって聞かされた時にはかなり混乱した。
今まで私を埋めていてくれた存在がいなくなってしまう…私は自分の一部がなくなってしまうかのような感じだった。
このメッセージは、自分がいなくなっても私が少しでも「自分らしく生きられるように」ということを願うメッセージだったようです。
ちなみに、このメッセージが書かれたポストカード…先生の名前が書いているので今どこにいるのか探そうと思えば探せない事もないのですが、あえてそれはしません。
探し出したところでどうにもできないのは目に見えてますから。