チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香 -20ページ目

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

会社などで「ホウレンソウの徹底」とよく言われますよね。

基本的にホウレンソウはできている、という方が大半ですが、たまに「それは違う」と言えるホウレンソウの仕方をしている人を見かけます。

間違ったホウレンソウで一番多いのは

1、途中経過を報告しないケース

これは、短サイクルで完結する仕事の場合はいいのですが
日数がかかるものなどは経過報告をすることもホウレンソウだと忘れているケースです。


例えば上司に指示を受けた仕事があったとします。
報告、連絡、相談という部分で言えば、
相談はした。連絡もしている。
しかし、経過報告がまったくない。

これでは進捗を確認できないのです。

もし、間違った手順で進めていたら、中間報告段階で気づくことにもなりますので自身にとってもリスク回避ができる部分が報告です。

終わりました!と最後の報告をする方はとても多いのですが、意外にも「間違っていると」となっていることもあるのです。

最終期日、ギリギリになってそれが判明してやり直しに手間取る経験は誰にでも一度や二度はあるのではないでしょうか。

途中経過も報告の中に入ることを忘れずにいたいですね。

そしてもうひとつ、よくあるケースが

2、何度も確認するケース

これは自信がないのか、覚えていないのか。
または責任回避をしたいのか。
些細なことで以前に会議で決まったことや、一度確認を過去にした内容を何度も確認する方がいます。

これでは「学生」と同じですよね。

そこで「前に決まったことだよね」と上司が言うと
「そうなのですが、再度確認のために」とか
「後から言われるのが嫌なので」とか
「正確には聴いていなかったので」など、よくわからない返事が返ってきます。


つまり。
ドンを突かれて困らないようにしたいのです。

「これは00さんに確認しました」とか「00さんが仰っていました」という風に常に自分以外の第三者を表に出す癖がある人にこの傾向が見られます。


もちろん、自身の身を守りたい気持ちはわかりますが、仕事は「責任」があるから遣り甲斐があるのです。

責任回避ばかりをして裏を取る。
それでは仕事の中で自分がジャッジメントすることは何もなくなってきますよね。


ホウレンソウの仕方ひとつ。

相手があってこそ成り立つ仕事ですから、互いが相手の立場になって考えてみるとホウレンソウもしっかりとポイントを押さえてできるようになります。


ビジネス本を読んだり誰かの話を聞いたりするとたくさんの学びがありますよね。


その内容をいつも人に話す習慣を身につける事でいつの間にか自分のスキルとなっていく経験はありませんか?
 

話すことでアウトプットになり自分のものとなる。
 


これはインプットした情報は声に出す、出さないでそこからの情報活用の成長度合いが大きく違ってくることになる。


誰かの考えに共感し 「これはいい。自分もそうしよう」 と思った時。
頭の中にインプットされた状態になります。


記録をすることも同じように書きとめることでインプットされています。


多くの方はここまではスムーズなのですが自分のものにするには、まず話すということ。
 
話すことが何故インプットからアウトプットとなり自分のものになるのか。
それには人の脳の構造に理由があるのです。


頭に入ったものは脳で1度記憶されます。


そのままにしておくと使い道がないので自然と消去されていくのです。
 
まず1つは、話すことで声となり発した言葉は耳から再び脳に入る事で消去されなくなる



2つめは、話すことで相手の返答や質疑により具体的に行動として考え、発言するを繰り返すこととなりイメージトレーニングが自然発生的に出来ることから疑似体験することが出来る。



話してみるって素晴らしい学習ですね。
 
仕事でもよくあると思うのですが知っている業務でも誰かにその内容を説明し理解させるとなると意外にも難しく話す順序や説明に困惑する時があります。


それは常日頃からそれらの仕事に関して伝えるということをしていないために起こります。


よい情報はしっかりと使いこなす。
その為には誰かに話をすること。
 
普段からこの習慣を身につけていると、インプットとアウトプットがしっかりと構築され自分のものとなっていきます。


話す相手が居ない場合は・・・書いてみる事もいいですね。
でも出来る限り、誰かに伝える。言葉で発する。声にする。
そして自分の耳でもう1度インプットすること。
 
楽しんでしてみたい習慣の1つですね。
 
女性経営者からの相談で耳に残るフレーズのひとつが
「男性に負けたくない」的な言葉。


輝香先生はバリバリ仕事していらっしゃるから~!と言われますが、特にバリバリって感じでもないのです。

同業種の経営者で女性の場合は、恐らくもっとスーツなどをパリッと着ていて話し方もパリッとされているような印象がありますが私はそうではないのです。


そもそも会社勤めをしていた頃もですが男性に負けたくないという発想はありませんでした。


営業時代は男性だけの中に、わたしひとりが女性でしたが特に意識したことも無く、逆に居心地が良かったくらいです。

当時は営業職に女性がほとんどいない時代でしたから担当になった私に対してはじめは「なんや!!女性の営業をつけるとはうちをなめてるのか?」と言われたものです。


でも、実際に担当になって1ヶ月も過ぎれば取引先の経営者様たちも理解してくださって大きな売上をどんどん作れるようになっていきました。


女性と男性。
どっちでもいいじゃない?というのが私の意見。

男尊女卑とか男女雇用問題とか、男性と女性の差別について色々な問題が問われていますが、私はまったく意識していません。

理由は簡単。仕事は性別じゃないからです。
男性だから・・・と思うのは男性がたまたまビジネス社会に人口として多いからです。

また男性と肩を並べたいとか、男性に負けたくないという感情も違っていると思います。

男性と女性がいるならば互いに良いところを伸ばした方が強みになるからです。

女性は女性ならではの配慮ができたり、男性は瞬発力でいざというときのパワーが素晴しかったり色々ありますが、認め合って仕事をした方が気持ちよく仕事ができます。


男性に負けたくない、と思うのは
今現在、男性に負けていると感じているからではないでしょうか。

経営者も圧倒的に男性が多いものです。
私も経営者の集まる会に、いくつか属していますが女性は全体の10%未満です。

でもですね・・・考えてみてください。
そんな低い比率だからこそ、いいこともあるのです。

まず、100人集まっていても7名くらいしか女性がいない場合は、女性であるだけで注目されます。それだけでも多くの経営者の目に留まります。

時折、失礼な方もいて女性だからとやたらとスキンシップをされる男性もいらっしゃいますが、それもいちいち気にしていません。

さらりとスルーできるくらいの度量が必要ではないでしょうか。

ビジネス社会は男性が圧倒的に多い。そんな中で独自の経営をしていくのであれば男性に負けたくないなど思う必要はなくビジネスで勝負すればいいのですから。

経営者に男性も女性もない。
男性だから得だよね~!なんて思っていたら大間違いです。
男性から見れば女性は得だよね~!と思っていますからね(笑)

それはお互い様。


そんなことより男性の持つ「男性脳」を学ぶ方がいいことがたくさんあります。
女性は女性ならではの視点で事業をすればいいのです。


これは会社に勤めていても同じです。


最近の男性は・・・なんて言っていることがナンセンス。


互いに認め合ってこそ、いい仕事ができる。そしていいアイデアも生まれる。


キャリアウーマンという肩に力が入った仕事の仕方より、女性経営者なら好きな仕事を選んでこの道を歩み、キャリアを積んで行く方が楽しい。

女性だからこその楽しみ方。それをビジネスの場でも発揮してほしいと思います。


あ!だからって男性に媚びるのではないですよ(笑)
それは、みっともないですから。

ちなみにわたしは第一印象は「癒し系」と言われますが、ちっとも癒されない性格です(笑)

わたしを知る方々はそのギャップをご存知ですので「癒し系」発言をすると大笑いされます。


まぁ、キリリ!!!とはしていませんが。
そこもまた自分の強みではないか、と思っています。


男性に負けないより大事なのは「自分に負けない」ことです。

昨日より今日。今日より明日。
自分に納得がいく毎日を送れるほうが素敵ですよね!