ホウレンソウの間違い | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

会社などで「ホウレンソウの徹底」とよく言われますよね。

基本的にホウレンソウはできている、という方が大半ですが、たまに「それは違う」と言えるホウレンソウの仕方をしている人を見かけます。

間違ったホウレンソウで一番多いのは

1、途中経過を報告しないケース

これは、短サイクルで完結する仕事の場合はいいのですが
日数がかかるものなどは経過報告をすることもホウレンソウだと忘れているケースです。


例えば上司に指示を受けた仕事があったとします。
報告、連絡、相談という部分で言えば、
相談はした。連絡もしている。
しかし、経過報告がまったくない。

これでは進捗を確認できないのです。

もし、間違った手順で進めていたら、中間報告段階で気づくことにもなりますので自身にとってもリスク回避ができる部分が報告です。

終わりました!と最後の報告をする方はとても多いのですが、意外にも「間違っていると」となっていることもあるのです。

最終期日、ギリギリになってそれが判明してやり直しに手間取る経験は誰にでも一度や二度はあるのではないでしょうか。

途中経過も報告の中に入ることを忘れずにいたいですね。

そしてもうひとつ、よくあるケースが

2、何度も確認するケース

これは自信がないのか、覚えていないのか。
または責任回避をしたいのか。
些細なことで以前に会議で決まったことや、一度確認を過去にした内容を何度も確認する方がいます。

これでは「学生」と同じですよね。

そこで「前に決まったことだよね」と上司が言うと
「そうなのですが、再度確認のために」とか
「後から言われるのが嫌なので」とか
「正確には聴いていなかったので」など、よくわからない返事が返ってきます。


つまり。
ドンを突かれて困らないようにしたいのです。

「これは00さんに確認しました」とか「00さんが仰っていました」という風に常に自分以外の第三者を表に出す癖がある人にこの傾向が見られます。


もちろん、自身の身を守りたい気持ちはわかりますが、仕事は「責任」があるから遣り甲斐があるのです。

責任回避ばかりをして裏を取る。
それでは仕事の中で自分がジャッジメントすることは何もなくなってきますよね。


ホウレンソウの仕方ひとつ。

相手があってこそ成り立つ仕事ですから、互いが相手の立場になって考えてみるとホウレンソウもしっかりとポイントを押さえてできるようになります。