自己主張とコミュニケーション力は違うのです | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

コミュニケーション力が高い!と思っているひと。
実は単に自己主張が強く「わたしが、わたしが」となっているだけの勘違いをしている人をよく見かけます。

あなたが、もし・・・・

誰とでも仲良くなれる。
誰とでも盛り上がり会話ができる。
誰とでも打ち解けられる。

と自己分析をしていた場合、これは事実なのでしょうか。

「事実ですよ!わたしは誰とでもすぐに仲良くなれるのですから!」と「何をいってるんだ?」的に感じる人もいるでしょう。


しかし、実際には自己主張が強く自分が楽しいだけの人は結構多いものです。

そんな人に一度や二度は会った経験がみなさん、あるのではないでしょうか。


コミュニケーション力が高いひとは

誰とでも仲良くなれる。
誰とでも盛り上がり会話ができる。
誰とでも打ち解けられる。

と自分が思い込んでいるのではなく

周りのひとたちが、あなたのことを

あなたは誰とでも仲良くなれる。
あなたは誰とでも盛り上がり会話ができる。
あなたは誰とでも打ち解けられる。
あなたはコミュニケーション力が高いですね。

と、言ってくださるかどうかです。


ただ、自己主張が強いひとに、あえて嫌みで褒める人もいるのでそこは要注意。


どこでも自分中心でないと気が済まないひとはコミュニケーション力が低いのです。
本来、相手の気持ちを察する力があること、そのうえで相手と気持ちよく会話ができたり、相手の話をしっかり聴けることができることがコミュニケーションです。

一方通行で自分の話ばかりしている人は単に「話好き」なひと。
自慢が好きなひと、になってしまいます。


コミュニケーションの基本は「傾聴する力」です。
相手の話に耳を傾け、しっかりと聴く。
そこでの話を自分にすり替えてしまう人が多く
「わたしの場合は~」
「それ、わたし知ってます。それって~」
「わたしも、この前ね~」
というようにすり替え作業を無意識にしてしまっているのですね。

悪気があるのではなく、楽しませたい気持ちから、つい無意識にしてしまいがちなすり替えは、気をつけたいものです。


自己主張はほどほどに。
大人になると誰も注意してくれませんから、特に気をつけたいものですね。