自信がない、不安だと思っている人の意識の向け方

こんにちは。

不安解消カウンセラー上土井好子です。

（詳しいプロフィールはこちらです。）

自分に自信が持てないという人の話を聴いていると、とにかく自分の外側のことに気を配っています。

人が生きていく上で、自分以外の人やものとどうしても関係していかなければならないので、外界に注意が向くのは当然です。

ただ自分に自信が持てない人ほど、そちらばかりに意識がいっています。

常に相手から自分がどううつっているか、そしてその結果により行動を決めていきます。

これはけっこう、心に負担やストレスを抱えてしまうことになるんです。

こういう状態の中では２パターンの人がいます。

ひとつめは、どんなに辛くても続けていくため、心を麻痺させて頑張り続ける人。

頑張るだけはできるのですが、けっして余裕もなければ、自分の機嫌もよくありません。

いつかはポキッと折れてしまうことも多いのです。

ふたつめは、けっこう機嫌がいい人。

なぜなら、本当にやらなければならないことにも逃げまくっているから。

目先の辛い状況を回避して、楽な方を選択するので一見すると機嫌がいいのです。

ただ「逃げている」ということが、心の奥底で罪悪感や焦燥感が溜まっていきます。

また隠れ不安が多いため、楽天的な振りをする場合があります。

自分に自信をもつという言葉がなんとなくわかったようでわからなくさせています。

自分の心が外側のことに影響されず、落ち着いていて、穏やかで、余裕のある心の状態がもしかすると自信のある状態といっているのかもしれません。

つまり大ざっぱに言ってしまえば、機嫌のいい状態ということになります。

人は誰でも一回は、この外側から影響されていない機嫌のいい状態を経験しています。

そういう状態を維持したり呼び起こしたりできるようにしたいです。

ただ注意してほしいのは、機嫌のいい状態とポジティブな思考とは違います。

ポジティブになろう、ならなければというのは、自分の素直な感情を否定してしまう恐れがあります。ちょっと肩に力が入ってる状態です。自然体じゃないから疲れます。

自分の機嫌は自分が責任を持ってとらないといけません。

外側に意識が向いている人は、自分の機嫌を外側にとらそうとしています。

人と比べることで自分の存在意義を見出していては、人が自分の価値を決める対象でしかなくなってきます。

だから軸を作れず、いつも揺れっぱなしになるんです。

外側に意識が向くと、自分の中では必ず過去か未来に意識が向いています。

あのとき〇○していたら今頃こうなっていたのに。

自分が〇○だからまわりにこう思われてしまうんだろう。

ずっと過去と未来に囚われてしまいます。

自分の心が内側に向く練習をしましょう。

「今」自分はどんな感情を抱いているのか、そっと感じてみてください。

過去を悔いたり、未来を不安に感じたりしている自分をとがめるのではなく、過去や未来に囚われていたからそう感じるんだと思うだけでいいんです。

そして「今」にゆっくり戻ってきてください。

「今」本来やるべきことは何か。それを過去や未来に囚われずにやっていければ、自分の機嫌もとりやすくなってきます。

すぐに外側に意識が向く癖というのは、そう簡単に変わるわけではありませんが、１８０度変える必要はありません。

一日の中で一回からでも構いまないので、そういう癖に気づき、今を考える癖をつけていきましょう。

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