「待つ」ことがいつも苦しくて辛くなる

「待つ」という言葉を聞くと、

どんな気持ちになるでしょうか。

たとえば彼からのラインの返事。

ワクワクしながら？

それとも不安になりながら？

もしかしたらイライラしながら？

何かを「待つ」ときって、

たぶんほとんど、

自分にとって好ましい状況や望んだものを

「待つ」のだと思います。

だから初めは期待に満ちた気持ちだと思います。

早く返事が来ないかな。

そろそろ気づいてくれたかな。

どんなことを言ってくれるのかな。

だけど、時間が経つにつれ、

だんだん不安になってきます。

この時間の感覚は人によって様々だけど、

ず～～～～～っと、

いつという確証もなく、

ず～～～～～っと、

人はワクワクしながら「待つ」のは

正直、難しいのだと思うんです。

どうしてこんなに待たされるのか。

相手はたぶん忙しいんだと言い聞かせたり、

気に障ることでもしたのかと気を揉んだり、

鬱陶しがられてるんじゃないかと思ったり、

たった数秒でできる事をなぜと怒ったり、

不安や怒りがどんどん出てきます。

そうなると、

ずっと頭の中はそのことばかり。

1秒がこんなにも遅く重いものになるなんて。

ずっとずっと頭から離れない。

最初はワクワクしてたはずなのに。

「待つ」ことが「耐える」ことになり、

辛く苦しいことに変わっていきます。

「待つ」ことは、

もうすでに自分で何か出来る状態が終わり、

相手が何かを起こす状態です。

つまり自分のコントロール下にないもの。

でも、人って自分が期待した通りに

相手をコントロールしたくなったりします。

だから期待して「待つ」んですね。

自分の思った結果が返って来ることを

信じて「待つ」んです。

「待つ」ことが苦手な人って、

ずっと待っています。

一日中、ずっとそのことだけを待っています。

かなりの心労です。

「待つ」ことが上手な人って、

期待が不安に変わる前に、

「待つ」ことをいったん忘れられる人です。

なにか違うことに意識を向けちゃういます。

そうすると、時間が早く過ぎていって、

心が疲れないんです。

でも私そんなことできない性格だから…

まあ、確かにもともとの性格も

あるかもしれませんが、

こういうのって意識的に練習すれば、

だいぶん変わってくるものです。

心を軽くする練習を一緒にしませんか。

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日常よくある事例を通して、具体的にわかりやすく自分との向き合い方をお伝えしています。