こんにちは、カウンセリングサービスカウンセラーの三枝みきです。
 
カウンセリングサービスの個性的なママさんカウンセラー5人でお送りしている、毎週金曜日更新の「子育て応援ブログ~ほのぼの~」、今回の記事は、ワタクシ三枝がお送りいたします音譜
 
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いつも、「子育て応援ブログ~ほのぼの~」をお読みいただいて、ありがとうございます。
子育てに関するご相談の中で、皆様からよく聴かせていただく言葉の一つに、「私はいいお母さんではありません」というのがあります。
でも本当にそうなのかな?と、私は毎回思うのですね。
 
私がそういう言葉を聴くたびに思うのは、そう仰る皆様すべてが、もしかしてすごく、ご自分に厳しいのじゃないかな?ということです。

「ついイライラしてむかっ子供を叱ってしまった爆弾」とか、「忙しすぎて話を聴いてあげる時間が無い汗」とか、「勉強を見てあげられていない」とか、「叱っている最中に頭に血が上ってドンッ、つい手を上げてしまったガーン」とか、それこそそういったことはいくらでもあると思います。
もちろん手を上げてしまうことは良いこととは言えませんが、誰だって過ちを犯すことはあります。
ただね、そこでご自分を責めすぎてしまうことは、残念ながら、同じ過ちを繰り返すもとになってしまうだけなのですね。(←参考になる記事を過去に書いていますので、よろしければこちらをクリックして読んでみてくださいね。)
 
けれども、だからと言って、そのひとが必ずしも悪いお母さんだとは私は思いませんし、子どもたちだって、それだけでお母さんを嫌いになることはあまりないようです。
でも、他ならぬお母さん自身が「私は悪い母親だ」と、そう思っておられるのですね。
 
「では、あなたはどういうお母さんなら『いいお母さん』だと思いますか?」

そう訊ねてみると、いろんな答えが返ってくると思います。
例えば……。
 
・優しいお母さん晴れ
・いつも笑顔なお母さんニコニコ
・どんな時も子供を決して否定することなく、ありのまま受け止めてあげられるお母さん
・子どもを最優先してあげられるお母さんキラキラ
・お父さんとも仲が良くて、決して子どもの前で夫婦喧嘩をしないお母さんラブラブ
・明るく社交的で、どんな人ともうまくやっていけるお母さん音譜
・子供と一緒になって遊んであげられるお母さんハート
・叱る時には感情に任せて起こるのではなく、ちゃんと悪いことは悪いと諭してあげられるお母さんヒヨコ
・勉強を見てあげたり、何かを上手に教えてあげられるお母さん合格
 
ざっと思いつくところを上げてみましたが、かなりたくさんありますねあせる
でも、ちょっと待ってパー
これらを全部兼ね備えたお母さんって、そんな完璧なお母さんが、本当に存在するんでしょうか?
たぶん、現実の世界ではそうはいないとは思いませんか?
 
でも、「私はいいお母さんじゃない」と思っていらっしゃるお母様たちのなかには、こんな風に完ぺきなお母さん象があって、それと比べてしまっている、ということはあるようなんですねあせる

実際、私も昔はそうでした。
ジブリのアニメに出て来る素敵なお母さんたちを見ていると、本気で腹が立ってしょうがなかったメラメラこともあります。
子どもが喜んで「となりのトトロ」を見ている横で、「こんな完璧なお母さんなんて、この世にいるわけないわ、嘘くさいむっ」なんて、よく思っていたんですよね~、あの頃は(笑)。

今だからわかるのですが、あの当時、私自身が自分を最低な母親だと思っていたので、ジブリアニメの素晴らしいお母さんたちを見ると、劣等感が刺激されて仕方なかったり、こんな風になれないことに対して、ものすごく大きな罪悪感があったのですね

頭の中で描く理想キラキラには、限界がありません。
実在の人間には不可能なことでも、可能にしてしまえるのが空想です。
その、空想の中の完璧なお母さんと比べてしまっては、現実の私たちが劣っているのは当たり前ではないでしょうか?
比べるだけ無理があるとか、そんな必要はないんだって思いませんか?
 
でもね、実際、ご自身を「悪いお母さん」だと思っていらっしゃるお母様方の中には、こんな風に感じていらっしゃる方も多いのではないかと思うのですね。
 
ではなぜ、私たちはそんな風に完ぺきなお母さんになろうとするのでしょうか
 
それは私たちが子どもの頃、お母さんに対してものすごーーくたくさんの不満を持っていたからなんですね。
「こうして欲しい」「ああして欲しい」、子どもはお母さんに対してたくさんの期待を持ちます
「いつも優しくあって欲しい」「いつも笑顔でいて欲しい」「いつも私だけを見ていて欲しい」「たくさん褒めて欲しい」「沢山遊んで欲しい」「いつも綺麗で朗らかで、周りの友達がうらやむような素敵なお母さんであって欲しい」などなど。
 
でも、それが叶わないとなると、お母さんに対してたくさん「不満」むっを感じるようになるんですね。
そしてその「不満」が大きければ大きいほど、かつて自分が、完璧でないお母さんを嫌ったり怒ったり、自分が望む通りに愛してくれなかった親に怒りドンッを感じた度合いだけ、自分も子供から嫌われたり、怒りをぶつけられたりしてしまうのでは叫び、と怖れを抱くようになるのです
そして、より完璧なお母さんになろうとして、消耗してしまったり、傷ついてしまったりするようなのですね。
 
だとするなら、「完璧なお母さんであろうとして、自分も子供も苦しめてしまう」ことをやめたいと思うのであれば、そのとき私たちに必要なのは、私たち自身のお母さんを赦す、ということのようです。
 
あれもしてくれなかった、これもしてくれなかった、私がして欲しいように私を愛してくれなかった、私の気持ちを分かってくれなかった――、それこそ恨みつらみは山のようにあるでしょう。
それは、よくわかります。私だってそうでしたもの。
未だに時々、そんな気持ちに襲われることはたくさんあります。
 
でもね、それでも彼らもその時、その時の最善を尽くして、私たちを愛そうとしてくれたのだと思ってみて欲しいんです。
あなたと、あなたの大切なお子さんのために。
 
もちろんものすごーーく難しいとは思います。
でも、少しずつでいいから、そうなれたらいいなと願っていて欲しいなと私は思うんですね。
何故なら、もしそれが出来れば、たとえ私たちが子どもの望むようには出来なかったとしても、自分なりに最善を尽くして、子どもを愛そうとしている自分を許すことが出来るようになるからです

子どもはお母さんが大好きハートです。
お母さんを喜ばせるためには何でもしたいのが子どもです。
お母さんが完璧なお母さんでなくても、愛してくれていることを感じられれば、それだけで十分嬉しいキラキラのか子どもなんです。
 
もちろん、完璧に愛してあげたいと思うあなたの気持ちは尊いキラキラですし、それが悪いわけではありません。
でも、たくさんの素晴らしいところや、出来ているところもあるのに、それをちゃんと認めることをせず、完璧でない部分を殊更責めるのは、ただの自分イジメ(自己攻撃)であり、自罰行為です。
あなたにはたくさんの素晴らしいところがありますし、ご自分のベストを尽くして、お子さんを愛していらっしゃるはずです
でなければ、こんなところまでこんな記事を探して、辿り着くこともないはずですよねニコニコ
 
完璧でなくていいんです、失敗ばかりのお母さんでもいいんです。
だって、ただ、お子さんとちゃんと心と心で繋がれていることが、唯一、子どもが求めてくれていることなのですから
 
「私は完璧なお母さんじゃなくていい」
「私はわたしなりに最善を尽くして、子どもを愛している」
 
もしあなたが、「私はいいお母さんじゃない」と苦しくなってしまったときは、そうっと、これらの言葉を呟いてみてください。
たとえ、そうとは思えなかったとしても、信じてみようという意思をもって、何度も言ってみてくださいね。
それがあなたを、お子さんを、幸せにするための近道なのですから。
 
あなたが子育てを心から楽しめますよう、大切なお子さんを心から愛してあげられますように、ずっと応援していますね虹
 
ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇
 
文責: 三枝みき
 
お読みいただき、ありがとうございました花束
次回は、4
月14日、小川 のりこカウンセラーの担当です♪
 
お楽しみに(*^-^*)
 
黄色い花三枝 みきがゲスト参加する講座のご案内です黄色い花
 
今回のこの記事でも書かせていただいた、「完璧なお母さんでない自分を許し、ご自身にも、お子さんにも、周りの人達にたいしても、優しさや思いやりを表現できる自分」になるためにきっとお役に立てる講座が来月、4月15日の土曜日に東京三田で開催されます♪
 

『思いやりのココロを身につける ~相手を思いやる・あなた自身も思いやる』
講 師:土肥 幸司
日 時:4/15(土)18:30~20:30
会 場:三田・機械工具会館 3F 第1会議室 (
アクセス
料 金:¥3,240-(税込)
ゲスト大野 愛子三枝 みきやなぎ あこ(50音順)

講座の内容についてはこちらをご覧くださいね♪→詳細


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皆様お誘いあわせの上、ご参加くださいね。
当日ご一緒できるのを、楽しみにしております(*^-^*)