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そもそもが気付き難いモラハラ
みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さいましてどうもありがとうございます。
本日は、”サイレントモラハラ”について取り上げたいと思います。
DVの中でも肉体的暴力を伴わない精神定期暴力を、モラハラと区別しています。
基本的に肉体的な暴力は用いられない為、モラハラは非常に気づきにくい被害だと言われています。
とはいえモラハラをされる中で、
- 頻繁に怒鳴る
- 激高する
- 暴言罵倒
- キレると暴れる
こういうことが続くと外形的に分かりやすさが出るので、
被害を受ける側も「さすがにおかしいんじゃ。。?」と、気付きに繋がることがあります。
しかしここで例外になるケースがあって、
それが、本日取り上げる「サイレントモラハラ」です。
サイレントモラハラとは?
私がサイレントモラハラについて検討するとき、
頭に思い浮かぶのは”ガスライティング”です。
ガスライティングもまた心理的虐待の一類型とされており、
その語源は演劇(後に映画化もされた)「ガス燈」に由来するとされています。
サイレントモラハラは、
声を荒げたり暴れるなど、外形的には暴力性を感じさせない方法で、
しかし確実にターゲットを追い詰めます。
以下は弊事務所で相談の多い「夫がモラハラ」という事例で例示しますが、
(ですので男女逆のケースは夫と妻を入れ替えてお読みください)
- 妻の言動にいちいちため息をつく
- まるで妻が存在していないかのような無視
- 妻の些細な失敗に失望したような表情をする
- 妻にだけ冷酷な態度をとる
- 不都合な妻の言動に睨みで応じる
- 口調は優しいが上から目線で妻を叱る
- 穏やかな口調で妻を見下す
- 独り言の口調で妻への不満を言う
などなど。
他のモラハラ事例に漏れず”外では良い人”であることと、
私の経験上はサイレントモラハラは妻だけに行われる事が殆どで、
子どもにとっては「むしろ良いパパ」という事例ばかりです。
(あくまで私の経験上です)
戸惑いや混乱のるつぼに入れられる
妻に対して、
冷酷だったと思えば、妻の落ち度を優しい口調で諭してきたり(けれど物凄く上から目線で)、
両極端の対応を取られることで妻の感情も両極に揺れ、戸惑いや混乱に陥ることも。
混乱している時に夫から優しい口調で「自分(妻)の過ち」を指摘され、
いかに自分が不出来な存在であるかと諭され、
自信や自尊心が低下したそのタイミングで、夫から優しい口調で「正解(あくまでモラ夫に都合の良い)」を教えて貰える。。
場合によっては妻を強い依存に導くような、そんな対応です。
これが常態化すると、
妻はなかなか気付く切っ掛けに巡り合えないまま、精神はじわじわと浸食されて行きます。
サイレントモラハラの対処法
サイレントモラハラの対処法も、基本的にはその他のモラハラと同じで大きくは違わないと考えています。
まずいの一番に重要なのは、自分ひとりで抱えないこと。
そして記録が大切です。
(とはいえ記録は安全第一に、無理の無い範囲で)
誰かに相談することについては、
「気持ちがモヤモヤする」
「夫がモラハラという確証は無いけれど。。」
という段階でもぜひ行って頂きたいです。
相談する段階で、心の中のモヤモヤを言語化することになると思います。
この「感情を言語化して認識する」という作業が、
モラハラ被害を経験した人には特に必要な作業だと考えているからです。
自分で自分の状態を把握する(自己理解)とき、自分の感情というものは重要な道しるべになります。
まずは自分の感情を表現し、自分の状態を把握する。
それを信頼できる第三者や、
そういう人が見当たらない場合は専門のカウンセラーなどに受け止めて貰う経験を通じて、
(いずれにせよ一番良いのは専門家に話す事と考えます)
客観的な視点を取り入れながら今後について検討して頂くのが良いかと考えています。
そして同時に、
非常に気付き難いけれどじわじわとターゲットの心を蝕む、
「サイレントモラハラ」の存在が社会にもっと認知され、
今現在もとても苦しい状況にいらっしゃる方に必要な情報が届きやすくなる様にと思っています。
