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みなさまこんにちは、
本日もブログにお立ち寄り下さって
どうもありがとうございます。
本日は、
先日カウンセリングをさせて頂いた
Aさんのご経験、
更にはAさんと同様のご経験を
過去に語って下さった事のある、
もう10年近いお付き合いになるBさんのご経験。
こちらを、
AさんBさんお二方の許可を頂いた上で
みなさまとシェアさせて頂きたいと思います。
Aさんは夫からの過酷なDVモラハラを
経験され、
その後シェルターを経て現在は
モラハラ禍から離れた生活を送って
らっしゃる方です。
先日のカウンセリングでAさんが、
モラ夫と同居中のこんなエピソードを
お話してくださいました。
「夫は”自分に必要ない”と思ったものは
私にとって必要なものでもどんどん片付けて
しまって、
それで私が困ってもお構いなしです」
「端的なのは台所用品です。
料理する時にあるべき場所にある物が
ないから、
いつもとても困っていました」
と。
このお話を伺った時、
先述の通り私は過去にBさんからお聞きした
エピソードを思い出し、
Aさんに許可を頂いた上で
Bさんにも連絡を取り、
ブログ掲載の許可を頂きました。
Bさんはいわゆる難病と呼ばれている
持病をお持ちの方なのですが、
こんなエピソードを一時期よく話して
らしたのです。
「夫は私に嫌がらせしてくるんです。
私のものを隠すんですよ。
最近飲む様になった薬が
あるんですけれど、
（＊ちなみに私は具体的な薬名を
聞いていますが、結構重要なお薬です）
いつも薬を入れている所に無くて
焦って探し回ったんですが見つからなくて。。
それで、
どこから出て来たと思います？」
「まさかと思ったんですが、
クローゼットの洋服の所にあったんです」
「この家には私と夫しかいませんから、
夫がやったって事ですよね。。」
と。
Bさんの夫がなぜそんなことをしたのか？
恐らく本人に聞いても要領を得ない
ことでしょう。
（いつもそうみたいなので）
ここまでお読みいただいて、
察しのいい方はもしかしたら
お気づきかも知れませんが、
Aさんの夫とBさんの夫、
どちらもDVモラハラに加えて、
「神経発達症」の関わりがあります。
一般に、発達障害と
言われているもので、
実はAさんの夫もBさんの夫も、
発達障害なのです。
Bさんとはお付き合いが長いだけに
これまで本当に色々なお話を聴かせて
頂いたのですが、
発達障害のモラ夫に対して、
過去にはされて困る事については
伝えたり、
怒ったりしてみた事もあったそうです。
しかしそういう時Bさんの夫は
「なぜそんな風に言われるのか分からない」
という風におどおどした態度をとって
まるで自分の方が被害者の様に振舞ったり、
「意味が分からない」
という風にきょとんとしてやり過ごしたり、
多くのケースと同様に逆ギレしたり。。
こういう事の繰り返しで夫は変わらず、
その間
Bさんの方はどんどん疲弊していった。。
またAさんのご経験に関しても
ある意味非常に発達症的な特徴を
感じると言いますか、
”他者目線”が無いですよね。
「自分にとっては不要なものでも
相手にとっては必要かもしれない」
という目線が持てない。
いわゆる発達障害に関しては
それ自体が本人の責任ではない、という点は
強調しておかなくてはいけませんが、
しかし「カサンドラ症候群」と呼ばれる
非常に困難な状態が言われている様に、
一緒に暮らす家族も
看過できないほどに辛い状況に
置かれることがあるのです。
私自身もこれまでの経験上、
Aさん、Bさん以外にも
「DVモラハラ＋発達症」というケースを
沢山見させて頂いていますが、
DVモラハラにアスペルガーとか
ADHDが併発しているケースでは、
やはり困難度が上がる。
現実的にそうなってしまいます。
いわゆる”大人の発達障害”についても
現在は医療でのサポートが少しずつ
広がってきていますので、
本当なら必要に応じて
医療のサポートや自助グループの様な
集まりに参加する、なども
本人にとっても楽になる為の一つの選択と
思うのですが。。
しかしモラハラの夫の場合
妻が困り果てていても本人はへっちゃらで、
自分が困っていない以上
通院などを妻がお願いしても聞いてくれない。
通院をすすめられた事や
妻に「あなたの言動で困っている」と
言われた事自体が面白く無くてキレる。
こういう感じになる事も少なくない為、
家族が抱える困難はより重くなるケースも
多いのではないかと考えます。
Aさんが経験されたように
台所用品を勝手に片付けられてしまっては、
お料理の度にまずはお料理道具を
探すところから始める必要が出てきて
毎日困る事になりますし、
Bさんに関しては
重要なお薬を隠されるなんて、
（置き場所を変えられた上に、
まさかそんなところに薬は無いだろう？と
言う場所に移動されてしまう）
命や健康に直結することでもあります。
AさんもBさんも
今回の記事を書かせて頂くにあたっては、
「やっぱり同じような人がいるんだ」
と少しホッとすると言いますか、
「困っているのは私だけじゃないんだ」
と感じてらっしゃる部分が見受けられたので、
AさんBさん以外にも
同じような体験をして困っている方が
他にもいるのではないかと思い、
書かせて頂くこととしました。
根本的な解決策については
個別具体的な事情が絡むため
ここでひとくくりに語るのは難しいですが、
しかし、まずは初めの一歩として、
「私だけじゃない」
と孤独から解放される事は
とても重要だと考えています。
Aさん、Bさん、
今回はブログ掲載の許可を下さり
どうもありがとうございました。
これからもお二人の今後を
応援しています。
